LINEヤフーは、2024年上期(4月)のインターネット利用環境に関する調査を実施した。
LINEヤフーでは、インターネットのコミュニケーションプラットフォームの一翼を担う会社の責務として、よりよいサービス提供のためにさまざまな調査研究を行っている。その一環として、2016年4月より半期に一度スマートフォンなどでのインターネット利用に関する定点調査を実施している。今回、2024年上期(4月)の調査結果を発表する。
調査サマリー
- 日常的な(※)インターネットの利用環境は、15-79歳全体で「スマホのみ」での利用が最多
- 直近3年間の推移では、「スマホのみ」でのインターネット利用者が増加傾向。特に女性において「スマホのみ」比率が高い
- 年代別では、60代以上のシニア層において、直近3年間の「スマホ」でのインターネット利用者の増加傾向が顕著
※週1回以上の利用(職場や学校での利用も含む)
日常的なインターネットの利用環境は、15~79歳全体で「スマホのみ」での利用が最多
- 「スマホ」でのインターネット利用者は、15~79歳全体で89%。「PC」での利用者は35%となった。
- 構成比としての最多は前回調査同様「スマホのみ」の利用者で、55%となった。
- 「スマホとPC」の併用は34%、PCのみの利用者は1%となった。
直近3年間の推移では、「スマホのみ」でのインターネット利用者が増加傾向、とくに女性は「スマホのみ」比率が高い
- 直近3年間のインターネット利用者の推移をみてみると、全体で「スマホのみ」のインターネット利用者が増加傾向。2021年10月(46%)と比較すると、2024年4月は9ポイント上昇の55%という結果になった。
- 男女別でみても、いずれも「スマホのみ」でのインターネット利用者が増加傾向にある。
- 男女を比較すると、とくに女性において「スマホのみ」比率が高く2024年4月は65%が「スマホのみ」を利用。男性の45%とは2割の差。女性において「スマホのみ」比率が高い傾向は、過去調査から継続している。
年代別では60代以上のシニア層で、直近3年間の「スマホ」でのインターネット利用者の増加傾向が顕著
- 2024年4月の調査結果において、10代〜50代の「スマホ」の利用者は、前回調査同様95%以上の高水準となった。
- 60代以上のシニア層においては、直近3年間の「スマホ」でのインターネット利用者の増加傾向が顕著。2021年10月と2024年4月を比較すると、60代は9ポイント上昇の87%、70代は17ポイント上昇の59%となった。
LINEヤフーでは、今後もスマートフォンなどでのインターネット利用に関わる調査を定期的に実施していく。
調査概要 (2024年4月調査について記載 ※過去調査もサンプル数・調査期間を除き同様)
- 調査地区:全国
- 標本抽出方法:住宅地図データベースから世帯を抽出し、個人を割り当て
- 調査方法:調査員による個別訪問留置調査
- 調査対象者:15~79歳の男女 合計1,158サンプル(人口構成比に沿って抽出)
- 調査期間:2024年4月