KDDIと松竹CVC、ショート動画支援プロジェクト開始 第1弾はGOKKOとパートナーシップを締結し作品を制作

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2024/08/08 07:00

 KDDIは、松竹グループのコーポレート・ベンチャー・キャピタル(CVC)である松竹ベンチャーズと共同で、ショート動画製作を支援するプロジェクト「AS CREATION PROJECT(アスクリエイションプロジェクト)」を開始した。

 第1弾として、ショートドラマを製作するスタートアップ企業で、ショートドラマクリエイター集団「ごっこ倶楽部」を運営するGOKKO(以下、ごっこ倶楽部)とパートナーシップを締結し、作品製作を行った。

 本プロジェクトで製作され、小島藤子さんや宇垣美里さんらが出演する全72話の作品『トリッパーズ』は、2024年8月9日からTikTokなどの各プラットフォームにて順次公開される。また本作品にはPenthouseの新曲「一難」を主題歌にストーリーが展開される。

「AS CREATION PROJECT」について

 昨今、TikTokなどSNSを中心にデジタルコンテンツとの接触が増えたことにより、縦型ショート動画市場が急拡大している。また、視聴者がさまざまなコンテンツに触れる機会が増えたことから、作品としてのクオリティに加え、視聴者自身にとって魅力的に感じられる多様なコンテンツが求められるようになっている。

 縦型ショート動画は、TikTokやYouTubeのような無料プラットフォームがおもな配信場所となっており、作品公開後に再生回数や評価によって収益額が確定する不安定な収益モデル構造。世界では有料VODサービスなどから資本のサポートを受け、コンテンツ製作がより加速しているが、日本国内においては、クリエイターが十分な制作費を担保できず、自由な作品づくりに挑戦しづらい環境となっている。これらの課題解決に向け、KDDIは松竹ベンチャーズと「AS CREATION PROJECT」を立ち上げ、ショート動画製作を支援していく。

 KDDIは、スマートフォンでの動画視聴が普及した時代の変化に対応し、パートナー連携によるコンテンツ視聴の促進や新技術によるコンテンツの魅力化により、エンターテインメント領域の事業拡大に取り組んでいる。明治時代からエンターテインメント業界でビジネスを展開してきた松竹グループと連携し、両社の強みやアセットを活かしながら、顧客がよりエンターテインメントを楽しんでいただけることを目指していく。

「AS CREATION PROJECT」 第1弾「ごっこ倶楽部」

 「ごっこ倶楽部」は、縦型ショートドラマコンテンツ市場をリードするスタートアップ企業。自由な作品作りをサポートし、高クオリティな作品をスマートフォンで視聴できるようにすることを目指している。課題感や目指す方向性が近いという理由から、同プロジェクトの対象の第1弾として選定された。KDDIおよび松竹ベンチャーズと長編ショートドラマ製作のパートナーシップを締結し、ショートドラマ作品『トリッパーズ』を製作している。

おもな内容

KDDI
  • ショートドラマ製作に関する金銭面での協力
  • プロモーション活動のサポート など
松竹ベンチャーズ
  • 松竹グループが持つアセットの提供支援 など