Notion Labs Japanは、コネクテッドワークスペース「Notion」内のデータを視覚化する機能「Notionチャート」の提供を開始する。データを表やチャートに変換するために別のツールを利用する必要がなく、Notion上のデータからインサイトを瞬時に得ることができるようになった。Notionのページやデータベースに直接、数クリックでチャートを作成することができる。
Notionチャートは、Notion上にあるデータを視覚化し、プロジェクトやOKRなど、Notionで管理するすべての作業の進捗状況を把握しやすくする。チャートは、既存のデータベースに追加するか、任意のページに埋め込むことで作成可能。別のツールやコピー&ペーストは必要なく、Notion上のデータが更新されると、チャートにも自動的に変更が反映される。複数のチャートをダッシュボードにまとめ、リアルタイムでプロジェクト全体の進捗を管理することができる。
Notion チャートは有料プランで利用可能(無制限)。すべてのユーザーはひとつのチャートを無料で試すことができる。
データベースで、管理データから数クリックで美しいチャートを作成
Notionのデータベースでは、プロジェクトや営業コンタクト管理など、さまざまな用途で多くのデータが蓄積されている。今までは、データベースが百行を超えるような大量データの効果的な解釈が難しい状況であった。
Notionチャートでは、データを簡単にチャートにし、視覚化することが可能になるため数千行におよぶデータの解釈がしやすくなる。
ほかのツールを使うことなくNotion内でデータの可視化が可能に
Notionチャートでは、Notion内のどこにでもチャートを埋め込むことができるため、データやコンテキスト情報とともにチャートを表示させることができる。進捗管理レポート、PRD(プロダクト要求仕様書)など、異なるプロジェクトやデータベースのチャートであっても、同じページに複数のチャートを記載し、プロジェクト全体の進捗状況を総合的に把握できる。
Notion AIを活用し、より迅速に意思決定
データを分類するにはタグ付けが必要だが、大量のデータにマニュアルでタグ付けをするには多くの時間を要する。Notion AIにより自動でデータにタグを付けをしカテゴリー化することで、視覚化が容易になり、迅速な意思決定につながる。
今後リリース予定:フォーム機能
Notionチャートによって、プロジェクトやOKR、ロードマップ、ドキュメントなどを視覚化できるようになった。一方この機能はNotionのデータベースに多くのデータがあることを考慮した上でのリリースであるため、データベースの他のコア部分を改善するべきだと同社は考えた。
そこで、データベースにコンテンツを簡単に追加できるよう、データベースを高速化し、何千行もデータを追加できるフォーム機能の発表を今後予定している。
フォーム機能は、アンケート、イベントなどの参加フォームとして利用することができ、フィードバックを収集することができる。フォームで集められた情報は自動でNotionのデータベースに集約されるため、データをマニュアルで集計する必要がない。今後数週間で早期アクセスの提供を開始する予定。