オーディオストリーミングサービスSpotifyは、Spotify上での世界的なアニメ音楽の人気の高まりを受けて、Spotify上で「アニメ」と検索すると公式アニメプレイリストや関連ポッドキャスト、音声コンテンツなどにワンストップでアクセスできる「アニメハブ」をリニューアル。国内外のアニメファンへのリーチ拡大に向けて、グローバル規模でより本格的な運用を開始したことを発表。
「アニメハブ」は、世界中の無料およびプレミアムユーザーが利用可能で、今後もアニメ作品に関連するSpotifyならではのオーディオコンテンツを定期的に更新予定。
リニューアルの詳細
「アニメハブ」リニューアル
新たにリニューアルされた「アニメハブ」では、これまで以上に多様な切り口からコンテンツを探索できるようになった。「人気のアニメ」から「トークから楽しむアニメの世界」、「アニメのジャンル別」そして「年代別」など、各カテゴリーシェルフ(棚)から、自身の好きなアニメだけでなく幅広い作品のコンテンツとの出会いを届ける。
また、「Anime Now」や「Anime On Replay」などSpotifyの12の公式アニメプレイリストのカバーデザインがリニューアル。デュア・リパ「Levitating」の公式アニメーション・ミュージックビデオを手がけたことでも知られる、70年代~90年代風の懐かしい世界観を描くアニメーションチーム、NOSTALOOKがカバーデザインを新たに描き下ろした。Spotify音楽学校に通うふたりの少女「ミミ」と「キキ」、そして音楽生命体「スポッティ」がSpotifyオリジナルキャラクターとして登場し、プレイリストごとに異なるデザインを楽しめる。
さらに、昭和、平成、令和といった年号別のアニメ作品を収録したプレイリストや、アニメストリーミングサービス「Crunchyroll」との提携による公式ポッドキャストやプレイリストも新たに限定公開。対象の国と地域では、アニメハブ内に「Crunchyroll」シェルフが表示され、世界のアニメファンに日本の音楽および音声コンテンツを届ける。
Spotify上でのアニメ関連楽曲の人気の高まり
Spotifyは、2019年に「アニメハブ」を公開して以来、世界中のアニメファンに音楽のみならず映像やポッドキャストなどを組み合わせて、アニメ作品をより深く楽しめる独自のオーディオ体験を提供してきた。
アニメ関連楽曲の再生数は、2021年から約400%増加しており、過去1年間でSpotifyの人気公式アニメプレイリスト「Anime Now」と「Women of Anime」の再生数は平均75%上昇している。
日本を除くアニメ関連楽曲がもっとも再生されている国はアメリカで、次いでインドネシア、ブラジル、メキシコ、台湾などの国と地域で人気を集めている。
また、ユーザー生成によるアニメプレイリストは670万を超えており、アニメ関連楽曲の再生数の増加に貢献している。ユーザー生成のアニメプレイリストにもっとも追加されている楽曲はLiSAの「紅蓮華」で、2位にはTK from 凛として時雨の「unravel」がランクイン、3位 いきものがかりの「ブルーバード」、4位 Eveの「廻廻奇譚」、5位 KANA-BOONの「シルエット」がそれに続いた。
Spotifyは今後もグローバルオーディオプラットフォームとしての強みを活かし、音楽や音声によるユニークな体験を通じて、日本のアニメ作品と世界中のファンとのつながりを深めるための取り組みを強化していく。