博報堂、顧客企業の生活者発想を推進するための研究開発を行う「博報堂生活者発想技術研究所」を新設

  • X
  • Facebook
  • note
  • hatena
  • Pocket
2024/09/04 14:00

 博報堂は、研究デザインセンター(以下、RDC)傘下に、「生活者発想」に関連する研究、教育およびソリューション開発を行う「博報堂生活者発想技術研究所」を新設した。

 VUCAの時代において、企業は前例や既成概念にとらわれないより創造的な対応が求められるようになってきている。そのためには、企業組織にとっても、従来の組織人としてだけの固定観念にとらわれず、ひとりの生活者としての意志が必要となってきている。また、企業の存在意義においても、経済価値だけでなく、パーパスに代表されるような社会や生活者価値の追求が強く求められるようになるなど、今後、ビジネスのあらゆる領域で「生活者発想」が重要となることが予想される。

 博報堂はこれまで、「生活者発想」を原点としてさまざまなアイデアを生み出し、クライアント企業のコミュニケーション活動に取り組んでまいりましたが、生活者発想をクライアントの企業活動全般に広く活用できるものへとアップデートさせ、企業が生活者発想を推進していくための研究・開発を専門に行う「博報堂生活者発想技術研究所」を新設することとした。

 おもな研究開発領域は以下の予定。

  • 生活者発想経営に関する研究開発:生活者発想研究/次世代ブランド研究 など
  • フォーカス型生活者研究開発:若者研究/シニア世代研究 など
  • 生活者心理・行動に関する研究開発:クロスモーダル研究/行動デザイン/買物行動研究 など
  • ウエルビーイング社会共創に関する研究開発:未来洞察研究/生活者課題解決研究 など
  • 生活者発想に基づく創造性に関する研究開発:アートシンキング研究/組織の創造性研究 など

 なお「博報堂生活総合研究所」は、「博報堂生活者発想技術研究所」とともに研究デザインセンター(RDC)傘下の組織として、従来どおり、生活者の基礎研究、先端情報及びナレッジ収集​、大学・社外企業・研究機関との連携・研究ネットワークを構築するとともに、生活者発想にもとづく提言活動を行う。

 博報堂は今後、博報堂生活総合研究所と博報堂生活者発想技術研究所のふたつの研究所活動を中心に、生活者発想を「発想の原点」として、企業、社会に新しい価値を提案していく。