Algomaticは、マーケティング特化画像生成AIエージェント「ネオデザインAI」について、2025年6月下旬よりトライアル提供開始を予定し、事前受付を開始することを発表。

背景
ライフスタイルの多様化が進む昨今、生活者の価値観や消費行動がますます細分化する傾向にあり、企業のマーケティングにおける顧客とのコミュニケーションも変化を続けている。そうしたなかで、顧客との円滑な関係性を構築し、ブランドの認知向上および購買意欲の喚起を図るうえで、情勢の変化を捉えマーケティング施策サイクルを高速で最適化していくことが、あらゆる企業にとって必要不可欠となっている。
一方で、こうした流れを背景に、その販促物をはじめとしたクリエイティブ制作における業務は増加を続け、その効率化が進まないことでコストが線形的に上昇しているのが現状。
ChatGPTが登場した2022年以降、さまざまな画像生成AIモデルが発表され、大手企業の大規模なマーケティング活動におけるクリエイティブ制作業務でのAI活用が模索されているものの、「生成した画像を修正できない」「デザインガイドラインに沿った画像生成ができない」「デザインファイル形式で保持できないため資産化できない」「画像素材をアップロードしてもAIの解釈が入り見た目が変わってしまう」といった点で実用に至らないケースが多く、商用画像制作でのAI活用が企業の共通課題となりつつある。
こうした状況を改善し、非デザイナーのみでも商用利用可能な高品質のクリエイティブをスピーディーに大量生成できる体制を実現するべく、Algomaticではマーケティング特化の画像生成AIエージェントの開発に取り組んできた。

ネオデザインAIについて
「ネオデザインAI」は、マーケティングに特化した画像生成AIエージェント。既存のクリエイティブのトーン&マナーを踏襲したデザインテンプレートに対し、訴求したい商材の要件をスムーズに取り込み、編集可能なデザインファイルを生成することが可能。企業のマーケティング活動における、クリエイティブ制作の工数削減と品質向上を実現することで、企業と顧客とのコミュニケーション活性化に寄与する。
「ネオデザインAI」の特徴
既存クリエイティブのトーン&マナーを踏襲したデザインテンプレートに対し、訴求したい商材の要件を反映した編集可能なデザインファイルを生成。クリエイティブ制作の工数削減と品質向上の両立を目指す。

1.生成AIによる画像制作を実現することで内製化をサポート
既存画像と新情報のインプットから類似画像を生成するためデザインの専門知識がなくとも短時間で大量の商用利用可能な画像を生成可能。クリエイティブ内製化の実現に大きく寄与する。
2.企画担当者のみで企画からクリエイティブ完成までの全工程を完結
非デザイナーである企画担当者が生成AIと協働してクリエイティブの生成に取り組むことで、これまで発生していたコミュニケーションコストを削減し、クリエイティブ制作に費やす時間の大幅圧縮を実現。
3.レイヤー別の編集を可能にするデザインファイル形式での出力
編集可能なデザインファイル形式で出力することで、オブジェクトの配置・文字などを編集可能。人の手による最終調整・クオリティコントロールが可能。
今後の展望
今後は、広告の効果測定やソーシャルリスニングといった社内外の各種データとの連携を含め、より効果的なクリエイティブの自動生成を実現する機能を「ネオデザインAI」に追加する予定。これにより、デザイナーと非デザイナーの双方にとって業務プロセスの最適化を実現するとともに、その生産性向上とパフォーマンス最大化に寄与する。
同社では「ネオデザインAI」の開発・提供を通じて、日本企業のクリエイティブ業務の生産性を飛躍的に向上させ、ひいては日本全体の企業競争力と国際的な存在感の向上に貢献していく。