大阪を拠点とするスタートアップで、3DCG制作向けのVRツールの開発を行うXR企業「MARUI-PlugIn」は、3DアーティストMatias Zadicoff氏とのコラボレーションを発表した。
Autodesk社のハイエンド3Dデザインツール「Maya」のVRユーザーインターフェースを提供するVRプラグインソフト「MARUI」はこれまでモデリング機能を中心に開発が行われてきたが、MarvelシリーズやDisney作品の制作にも携わってきたアルゼンチンの3DアーティストMatias Zadicoff氏とのコラボレーションを通してアニメーション機能の開発が実施された。
今回のコラボレーションでは、動画の冒頭でも使用されているショートアニメーションをVR環境で制作し、その過程で必要となった機能を即座に開発するという二人三脚での開発体勢のもと実施された。
Matias氏は今回のコラボレーションを通して「アーティストは、まるで自分がコンピュータの中に入り込んだかのように自由にMayaのシーン内を動き回れるだけでなく、3Dオブジェクトが目の前に本当に存在しているかのように直感的に形状を認識しデザインすることがでるため、モデリングやアニメーションの制作プロセスを効率化することができます」と述べている。