人・しくみ・テクノロジーで衣服の価値を変えるシタテルは、手軽にユニフォームのカスタムオーダーを行えるウェブサービス「sitateru CSTM(カスタム)」を本格的に提供開始する。
これにより、企業やコミュニティが衣服の生地、ボタン、刺繍、ステッチの色など、1アイテムあたり約2,000種類の組み合わせの中から自由にカスタマイズした、オリジナルユニフォームを製作することが可能となる。カスタマイズはウェブ上で可能。着せかえシミュレーションが感覚的な操作で行え、完成したコーディネートはURLで簡単に共有できるようになっている。
同サービスは、あらゆる企業やコミュニティ、店舗、団体が、ユニフォームをウェブ上でカスタマイズできる、衣服のウェブカスタマイゼーションサービス。
衣服のベースとなる型や品質は、同社が大手アパレルメーカーやセレクトショップ向けに提供してきたプロ仕様のもの。また、衣服をゼロから作り込むのではなくカスタマイズすることによって、フルオーダーと比較して、リーズナブル・短納期で製品を提供することが可能となっている。ウェブサービスのため、ユーザーの業務負荷を最小限に抑えながらオリジナル製品が作れる。
同サービスは、2019年12月にβ版をリリース。今回の本格展開に合わせて、新たに以下3つの機能を実装し、合計108種類のアイテムを掲載している。
コーディネートのシミュレーション機能
ウェブ画面上で、コーディネートイメージをシミュレーションできる。アイテムや色などを自由に変更しながら、さまざまな組み合わせを試すことができる。
社内シェア機能
コーディネートシミュレーションで制作したイメージ画像を、手軽に社内に共有する。イメージ画像のURLを共有できるようにしたことで、シミュレーションしたスタイリングに対して社内でコメントをもらうことや、承認プロセスに回す手間を省くことができる。
業種やテイストによる、スタイリング絞り込み機能
業種(飲食店であれば、カフェ、BAR、和菓子屋など、ホテル・旅館であれば、ビジネスホテル、リゾートホテル、温浴施設など)やテイスト(シック、フォーマル、ラグジュアリーなど)を選択することによって、おすすめのアイテムが表示される。
同サービスは、注文を受けた製品を完全受注生産で製作するため、無駄な在庫は一切出ず、適量生産・適量消費を実現。また、衣服のベースとなる型が決まっているため、縫製工場は通常発生する発注者側との細かなすり合わせ作業を省き、生産効率を高めることが可能。
さらに、衣服のデザインについて、現在は同社のネットワークに属するデザイナーに依頼して、あらかじめデザインを起こしているが、将来的には、ネットワークに属するデザイナーが自由にデザインを提案できる場を整備することも検討している。
あるデザイナーが提案したアイテムがユーザーに選ばれた場合、そのアイテムの収益を当該デザイナーと同社でシェアできるような仕組みとすることで、国内外のデザイナーが自身を表現し、ビジネスできる場としても同サービスを活用することが可能となる。