越前漆器の製造を行う高橋工芸は、自分のために点てて楽しむ新しいお点前セット「Ippukubox(イップクボックス)」を5月15日(金)に発売する。
同セットには抹茶を点てるための、茶碗・茶筅・茶杓と、抹茶を保管する棗が15センチ角の木製ボックスにすべて収納されている。箱の内側には福井県の越前和紙を貼り仕上げている。これにより、見た目の美しさだけでなく、中に入れる道具を擦れによる傷から守るようになっている。
お湯を沸かして、抹茶を点てる。シャカシャカという茶筅の音だけが響く……。そんな心落ち着く休憩(=イップク)の時間を提供するための商品となっている。
「抹茶を点てること」=「茶道」と捉えると、作法がわからない、経験がない、と敷居の高いもののように思う人も少なくないが、同製品は自分のために自分で点てるセットなので抹茶の濃さやお湯の量もすべて調整自由。たまにはホットミルクを加えて抹茶ラテにしてみたり、濃いめに入れてスイーツとのマリアージュを味わうなど、自分好みに楽しむことができる。
セットの茶碗は同セットのためだけに作った福井県の越前焼のもの。手にすっぽり収まるサイズ感で、底を広めに作っているので茶筅が動かしやすい形になっている。
道具がすべて収納できる箱は3種類。リビングやダイニングに置いて馴染むデザインを目指している。
福井県鯖江市で越前漆器の製造元として、茶道具の製造に携わってきた経験と技術を活かし、仕上がりの美しさにこだわっている。木のぬくもりを損なわないよう塗装はマットに、ひとつひとつ丁寧に磨くことで手触りよく仕上げている。
蓋は裏返してトレイとして使用できる。
商品概要
- 商品名:Ippukubox(イップクボックス)
- 発売日:2020年5月15日(金)
- 商品価格:13,000円(税抜)
※同セットに抹茶やお菓子は含まれていない。