ゲーム/アプリ開発ツール・Unityとnoteがコラボ 双方のクリエイターコミュニティを応援する取り組みを

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2020/08/12 12:00

 noteはゲーム/アプリ開発ツール「Unity」を提供するユニティ・テクノロジーズ・ジャパン(以下、Unity)とコラボレーションし、双方のクリエイターコミュニティを盛りあげる取り組みを継続的に行う。

 まずは、法人向けサービスnote proをUnityへ無償提供。Unityはnoteでゲーム開発者をはじめとしたUnityユーザー向けの情報発信をスタートした。8月からはnoteのゲーム関連イベントにUnityがアドバイザリーとして参画するなど連携を深めている。さらに、9月からは2社コラボでお題企画を2ヵ月おきに3回連続、noteで開催する。

 今後は、トークイベントやワークショップを共同で開催するなど、ゲーム開発に限ることなく2D・3Dのインタラクティブコンテンツに関わるさまざまなクリエイターとファンがつながり、創作活動の支えとなるコミュニティづくりを目指していく。

 noteは、ゲームをはじめさまざまな業界のクリエイティブに貢献するUnityとともに、だれもが創作をはじめ、続けられる環境づくりをしていきます。

Unity×noteコラボレーションの概要

ゲーム開発や2D・3Dのインタラクティブコンテンツに関わるクリエイターがファンとつながり、創作活動の支えとなるコミュニティづくりを目的に、両社で継続的に取り組みを行う。以下3つ以外にも多様なコラボレーション企画を実施していく予定。

1.note proをUnityへ無償提供

法人がnoteで発信するためのサービスnote proをUnityへ無償提供した。2020年3月からnote proでUnityに関するさまざまな情報発信や、noteのクリエイターが執筆した記事のキュレーションを行っている。

2.お題企画を連続開催

ゲームをテーマにした作品をnoteで募集するお題企画を、9月より2ヵ月おきに3回連続で開催。優秀作品にはUnityより賞品が贈呈される。なお、企画が決まり次第公開予定。

3.イベント企画での連携

ゲームや2D・3Dインタラクティブコンテンツをテーマにしたイベントを、両社でコラボレーションして実施する。note主催企画へのUnityのアドバイザリーとしての参画や、Unityコミュニティ向けnoteセミナーの共催など、コミュニティ活性のさまざまな企画を予定している。

Unity×noteコラボレーションの背景

外出の自粛やあたらしい日常の中で、ゲームやほかのさまざまな創作に心を救われたり、自ら創作にチャレンジするひとが増えており、ゲームカテゴリにおいてもオリジナルな視点でプレイを楽しんだり、自らゲーム開発に取り組むクリエイターがいたり、さまざまな創作が生まれている。

もっとゲームに関する創作を広げ、クリエイターとファンをつなげたい。そこで出会ったのが、「多くのクリエイターがいたほうが、この世界はもっと良くなる(The world is a better place with more creators in it.)」を理念とするUnityと、「だれもが創作をはじめ、続けられるようにする」ことをミッションとするnote。

創作に対して近い考えを持つ両社でゲームや2D・3Dインタラクティブコンテンツ分野での創作を盛りあげようと、今回のコラボレーションが決まった。

両社からのコメント

ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン コミュニティエバンジェリスト・田村幸一氏

このたび、noteでのUnity Japanアカウントの編集長を務める田村です。「UnityユーザーとUnityスタッフがそれぞれ記事を作ることでマガジンを一緒にまとめたりコメントし合ったりなど、双方向でコミュニティのような新しい場所が作れるのでは?」と思ったことがnote pro活用のキッカケでした。

昨年末にnoteさんにご相談して以降、これまでの準備期間中さまざまなサポートをいただき、noteさんとのコラボをローンチすることができました。既存のクリエイターの皆さんだけに限らず、クリエイティブ活動やゲームなどのコンテンツに興味のある方々と交流しながら、テクノロジーによって生まれる社会的インパクトをnoteプラットフォーム上で一緒に共有できるような展開をしていきたいと思います。

note CXO・深津貴之氏

noteはあらゆる創作を応援しており、言うまでもなくゲーム作りも含まれます。私自身、小学校時代にはじめてパソコンをさわり、ゲーム作りを通じてBasicを学び、Flashを経て、今の仕事へと至りました。

今回Unityさんとの連携を通じ、ゲームを作る人、あるいはこれからゲームを作ろうとする人々の情報発信を応援していきたいです。テックブログ的な側面だけでなく、開発記録、ユーザーとの交流、あるいはイベントやコンテストまで、いろいろなことをnoteが支援していければと思います。

いつかnoteのコミュニティから、脱出系ゲームの原型となった「クリムゾン・ルーム」のような作品が、あるいは次世代の月姫、ひぐらし、東方、マインクラフトのような超大作が、生まれてくれるところを見てみたいです。