AMDは、新しい「Zen 3」アーキテクチャーを搭載した、「AMD Ryzen 5000シリーズ」プロセッサーを発表した。負荷の高いワークロードと電力効率に優れており、最上位モデルである「AMD Ryzen 9 5950X」では、最大16コア、32スレッド、72MBのキャッシュで、ゲーム性能を最大26%向上している。また、新しい「AMD Zen 3」コア・アーキテクチャーは、32MBのL3キャッシュに直接アクセスできる統合された8コア・コンプレックスを含めて、コア全体を改善することにより、2017年の「Zen」プロセッサー登場以来、IPCを最大19%向上しているとのこと。
「Zen 3」アーキテクチャーは、前世代のPCワークロードと比較してIPCを19%向上することで、ゲームやコンテンツ制作のパフォーマンスを引き上げている。高速化されたコアとキャッシュ通信でレイテンシーを低減し、直接アクセス可能なコアごとのL3キャッシュを2倍に拡大。また、ワットあたりのパフォーマンスを競合製品と比較して2.8倍以上向上した。
16コア AMD Ryzen 9 5950X 性能
- デスクトップ・ゲーミング・プロセッサーの中で最高のシングルスレッド性能
- メインストリームのCPUソケットに搭載されたデスクトップ・ゲーミング・プロセッサーとデスクトップ・プロセッサーの中でもっとも高いマルチコア性能。
12コア AMD Ryzen 9 5900X 性能
- 一部の1080pゲームタイトルにおいて、競合他社と比較して平均7%の高速化。
- 世代別に特定した1080pゲームタイトルにおいて平均26%の高速化。