JR西日本、地域SNSアプリ「PIAZZA」を活用した連携開始 沿線住民をコミュニティデザイナーとして採用

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2019/07/23 19:00

 PIAZZA(以下、ピアッツァ)と西日本旅客鉄道(以下、JR西日本)近畿統括本部神戸支社は、地域SNSアプリ「PIAZZA」を活用して、鉄道沿線におけるデジタルプラットフォームを構築し、沿線コミュニティの活性化と新たなサービス創出を目指した連携を開始する。

 それに伴い、関西では初のオープンとなった「兵庫区エリア」に続いて、本アプリ内に「三ノ宮・元町・神戸エリア」をオープン。本アプリはイベント情報カレンダーや地域での物々交換を促進する機能を有しており、住民同士の活発なコミュニケーションをサポートする。また沿線に住むユーザーをコミュニティデザイナーとして採用し、デジタルだけでなくリアルの両軸で地域に根ざしたコミュニティの活性化を実現する。

 ピアッツァは、テクノロジーを駆使してソフト面の街づくりに挑戦しているスタートアップである。街のコミュニティを形成するSNSアプリ「PIAZZA」の展開や、街のコミュニティ活性度合を可視化するスコアリング指標を独自開発している。

 また沿線住民をはじめ、商店、行政など街に関わる人々が自由に情報発信できるほか、地域の物々交換を促進する機能を有しているため、たとえば「使わなくなったベビーベッドを兵庫駅で待ち合わせて直接お渡しする」など、リアルなつながりづくりも実現することができる。

 本取り組みの連携内容は、下記のとおり。

  • 「PIAZZA」コミュニティの会員数拡大に向けて、駅構内などでのプロモーション活動を実施。
  • 列車の運行情報や沿線のおでかけ情報、駅および駅周辺のサービス情報などを発信し、JR神戸線の情報発信の機会を拡大。
  • 沿線プラットフォームを活用した、新たなサービスの創出にチャレンジする。