モルフォ、AIで画像内の物体ごとに画質を最適化する技術を米クアルコムの次世代チップ発表イベントで紹介

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2020/12/07 07:00

 画像処理/AI(人工知能)の研究開発型企業であるモルフォが開発した、最新バージョンのAIによる画像領域分割およびレタッチ技術「Morpho Semantic Filtering」が、2020年12月1~2日に開催された米クアルコム社主催の次世代チップ発表イベント「Snapdragon Tech Summit Digital 2020」において、最新フラッグシップモデルのQualcomm Snapdragon 888 5Gモバイルプラットフォームに適応する技術として紹介された。同イベントでの同社製品の紹介は、昨年に引き続き2回目となる。

 同技術は、AIにより画像内に写る物体の領域分割を行い、物体ごとに最適な画質向上を施すことができる技術。最新バージョンでは、風景シーンにおいて8種類以上の領域分割カテゴリーを認識するようになった。また、領域分割の結果を最適化する技術を採用し、これまで以上に被写体の細部にまでおよぶ正確な分割を実現。高精度な領域判定により、第6世代のQualcomm AIエンジンとQualcomm Spectra 580 ISPで最適化された違和感のない自然で印象的な画質に仕上げる。