どこでもかんたんVRのクラウドソフト「スペースリー」を運営する株式会社スペースリーは、新築・注文住宅のFC加盟店約150店舗を全国に展開するイシン住宅研究所および、3D住宅プレゼンCADによるハウスメーカー・工務店支援を展開する安心計画と業務提携契約を締結。イシンホームFC加盟店向けに営業マーケティングにおけるVR活用を推進していくという。
これまで同社では、不動産、住宅分野におけるFC、VC本部と提携することで、各加盟店向けにVRの活用を推進してきた。今回の提携を含め、2023年4月までのFC・VC本部経由でのサービス提供店舗数を5000店舗とすることを目標としている。今回の提携を通じて新たな住宅分野でのニューノーマルに対応した新たなモデルケースを実現し、VR活用をイシンホームとともに推進していく考え。
同社が開発するVRクラウドソフト「スペースリー」は容易にVRコンテンツを制作、編集できるだけでなく、追客やウェブ会議、家具の配置などのさまざまな機能を備えており、住宅・不動産業界を中心とする事業者に利用されている。また、3D CADソフトWalk in Homeからデータを書き出してVRコンテンツが容易に制作できる「共有計画」のパッケージを安心計画と展開している。これにより、オンライン上では消費者にとって操作が難しい3D CADソフトを、オンラインで消費者が容易に操作できる高品質なVRコンテンツとして流通することが可能となっている。
同社のIT活用サポートの経験と独自に蓄積したノウハウを踏まえ、ハウスメーカー・工務店支援の豊富なサポート実績を有する安心計画とともに、イシンホーム加盟店ネットワークのVR活用を推進するため、今回の業務提携に至った。
同VRコンテンツの特徴は、次のとおり。
高品質なVRコンテンツを容易に制作し豊富なカスタマイズが可能な編集機能
市販の360度カメラで撮影した写真をアップロードするだけで、短時間で高品質なコンテンツを制作/編集できる。また、3D CADからワンクリックで書き出しドラッグするだけでVRコンテンツが制作可能。そこへ、コメントや画像、動画、外部リンク、また、ホームステージングの有無や収納のオープンクローズなどを切り替えるシーンスイッチ機能などさまざまなインタラクションを直感的な編集で追加できる。
VRコンテンツを容易に共有するための機能が充実
VRコンテンツは自社HPに容易に埋め込むことが可能。また、顧客にURLを送付したり、紙の資料やPDFにもQRコードを掲載することで容易に共有できる。顧客はスマホをかざすだけで、VRゴーグルがなくてもすぐにVRコンテンツを閲覧することが可能。また、限定した事業者間にVRコンテンツを容易に流通させることができる共有チャンネル機能が利用できる。
営業マーケティングで活用できる豊富な機能
顧客が閲覧し始めたら通知が来る、顧客がどのように物件を閲覧したか分析できる「セールスVR」機能、アプリのインストール不要でURLだけで開始できる「VRウェブ会議」、VR空間で採寸ができる「AIサイズ推定」や実物の家具を配置できる「AI空間設計」など、営業マーケティングで活用できるさまざまな機能を備えている。