ユーザーとのつながりを強めるために SNSプロモーションを支援するARコンテンツ制作サービスとは

ユーザーとのつながりを強めるために SNSプロモーションを支援するARコンテンツ制作サービスとは
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2021/11/22 08:00

 編集部が注目のクリエイティブ関連サービスを紹介していく本コーナー。今回はシャトルロックジャパンが開発・提供する「ARコンテンツ制作サービス」をピックアップ。営業部長兼サービス開発を担う冨岡康さんにお答えいただきました。

――まずは御社の事業概要について教えてください。

シャトルロックジャパンは企業のデジタルマーケティング支援を行っています。TwitterやInstagramなど各種SNSを活用したマーケティング活動のキャンペーン設計から、ウェブ制作、SNS広告向け動画広告制作、キャンペーン運営の事務局まで、効果的なSNSのマーケティング活用を総合的にサポート。またインスタントウィン形式のTwitterキャンペーンツール、SNSアカウント運用サービスなども提供しています。

――2021年10月に提供を開始したARコンテンツ制作サービスにはどういった特徴があるのでしょうか。

私たちは、広告目的やターゲット、配信するメディアに合わせて、モバイルに最適化された動画クリエイティブを制作するサービス「Shuttlerock Studio(シャトルロック スタジオ)」で1,500以上のブランドに動画クリエイティブを提供してきました。その中で得た経験をもとに、よりユーザーとブランドとのつながりを強くできるARコンテンツの制作を開始しました。

Facebook社が提供しているARフィルター「Spark AR」と専用のアプリケーションが不要のWeb ARの2種類の制作が可能で、ウェブカメラやInstagramカメラ、Facebookカメラを活用して疑似体験を楽しむことができます。これにより、購買促進につながるだけでなく、ユーザーとのエンゲージメントの強化、イベント時や購買特典としてユーザーに特別なコンテンツをプレゼントすることなどが可能です。

Spark ARでは、InstagramやFacebookのカメラ機能を使って、簡単にエフェクトを楽しむことができる。
Spark ARでは、InstagramやFacebookのカメラ機能を使って、簡単にエフェクトを楽しむことができる。

私たちの強みとしては、InstagramやTwitterのハッシュタグキャンペーンツール「Social Hub」と組み合わせることにより、投稿キャンペーンとして展開し、より効率的に企業のプロモーションをお手伝いすることが可能です。またFacebookやInstagram、Twitter、TikTokといったSNSプラットフォームから公式のマーケティングパートナーとして認定されていることも特徴のひとつです。

――本サービスの開発に至った経緯や、開発にあたり工夫した部分などについて教えてください。

私たちがFacebookとInstagramの公式クリエイティブパートナーであるため、FacebookがSparkARの提供を開始したタイミングから本サービスの構想はあり、SparkARのリリース当初からAR制作の依頼は数多くいただいていました。

当時はSNS広告のクリエイティブを中心とした制作サービスをメインに展開していましたが、SNSを中心としたクライアントのニーズに幅広く応えるために、AR制作サービスの提供を開始することにしました。

力を入れた部分は、社内体制の構築です。シャトルロックジャパンではなるべくスピーディーにクライアントさまにご満足いただけるようなクリエイティブ制作を心がけているため、ARでも同じような質とスピードで提供したいという思いがあったためです。海外の制作チームとの連携を強化し、海外の成功事例を参考にしながら日本のマーケットに合うものは迅速に取り入れることができる体制を整えています。

――ARコンテンツ制作サービスの今後の展望についてお聞かせください。

今後は5Gの実用化に向け、さまざまな業界でARの導入がさらに加速していくと考えています。クライアントのニーズに合わせてさまざまな施策に対応できるよう、最新のAR技術を活用し、クライアントの課題解決やビジネス成長の実現に向けたソリューション、サービス開発を展開していければと思っています。