UXリサーチャーを含む3つのチーム編成
メルペイのデザイナー組織は「プロダクトデザイナー」「ビジュアルデザイナー」「UXリサーチャー」という3つのチームで編成されている。
「会社が大きくなるにつれて、リクエストの種類も量も増えていきました。デザイナーを3つのチームに分けることでより専門的な知識を集め、その力を育て、総合的に強いデザイナー組織を作りたかったんです」(佐久間由太加さん/マネージャー)
チームメンバー内でもっとも多いのは「プロダクトデザイナー」。いわゆるサービスのデザインづくりに携わっている。サービスリリース前は、加盟店向けと顧客向けのふたつのチームに明確にわかれていたが、現在はその垣根を超えた動きも増えているという。
もうひとつのチームは「ビジュアルデザイナー」。カンファレンスや店頭の販促物など、オフラインのデザインを一手に引き受ける。スマホ決済というリアルとウェブをつなげるサービスとして欠かせない役割であり、今後力を入れるために、絶賛仲間を募集中だ。
さらに、3つ目のチーム「UXリサーチャー」がデザイナーチームの中にいることがメルペイの大きな特徴となる。顧客の体験に関わるフィールドリサーチやインタビューを担当し、現在2名体制で動いている。
「毎週、曜日を決めてお客様にお越しいただき、UXリサーチを社内で行っています。時には社内でだけではなく、カフェで実際に決済をしてもらったり、コンビニに一緒に出かけて支払うところを観察したりもします。また、店舗側の視点でも同様に、メルペイを導入するとどんなことが起こるのか、課題の整理をするための情報を集めます」(松薗美帆さん/UXリサーチャー)