博報堂、三井物産・ドットミーが顧客企業に向けた新商品の企画から販売までを一気通貫支援する業務提携契約

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2022/11/28 17:00

 博報堂は、三井物産などが出資して設立したドットミーへ第三者割当増資を引き受けるかたちで出資参画するとともに、博報堂、三井物産、ドットミー3社で消費材メーカーなどのクライアント企業向けに新商品の企画から販売までを一気通貫で共同推進するための業務提携契約を締結したことを発表した。

 博報堂は、2018年より三井物産とともに“生活者のつぶやきをマーケティング資産にかえる”英国Black Swan Data社のAI予兆分析ツール“Trendscope”の国内導入を推進するなど、協業を続けてきた。

 その成果として、現在ドットミーが運営する「Cycle.me(サイクルミー)」ブランドについて、“ブランディング領域の強みを供出しながら”試作開発から製造工程の構築期間含めてスタートから開発に伴走し、共同でPoCも進め、2021年の本格ローンチを推進した。

 今回博報堂、三井物産、ドットミーの3社は、消費材メーカー企業などのクライアント企業向けに新商品の企画から販売までを一気通貫で共同推進するための業務提携契約を締結した。Cycle.meブランド運営で構築した知見を活かし、“Trendscope”データ分析による機会分析から商品開発・原料調達・製造・販売のバリューチェーンのDX化により、スピーディな商品化を目指す。さらにドットミーを販売元とするテストマーケティングを行うなど、「独自の商品開発・販売スキーム」を、消費財メーカーを中心とした企業に提供していく。従来の商品カテゴリーや自社のみの開発にとらわれないかたちで、さまざまな社外パートナーとも協業するアジャイル型での新しいブランドづくりが可能となる。

 今後、博報堂、三井物産、ドットミー3社一体となり、博報堂の生活者発想・クリエイティビティと三井物産グループのネットワーク力を掛けあわせ、クライアント企業とともにオープンイノベーション型の新商品開発およびブランドづくりを追求していく。