イオンと英・Ocadoがパートナーシップ契約を締結 2020年新会社設立で次世代ネットスーパー誕生へ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2019/12/02 13:45

 イオンは、イギリスのネットスーパー企業「Ocado Group plc」(以下、Ocado)の子会社であるOcado Solutionsと、日本国内における独占パートナーシップ契約を締結した。

 Ocadoは2000年に設立されたネットスーパーを運営する企業で、店舗を持たず、オンラインで食料品などの注文を受け、消費者に配送するサービスを提供している。AIとロボットを駆使した顧客フルフィルメント・センター(中央集約型倉庫/以下、CFC)と精緻な宅配システムを独自に確立し、英国ネットスーパー業界でも早い成長スピードを誇る企業。そのノウハウや技術を他社に提供するビジネスモデルを構築し、世界中の小売業者にOcado Smart Platform(以下、OSP)と呼ばれるエンドツーエンドのオンライン食料品・日用品販売のソリューションを提供している。

 同提携により、イオンはデジタル、AIおよびロボティクス機能の強化に向け、2020年3月までに新会社を設立し、消費者により快適なオンラインでの買物体験を提供する。また、OSPを利用し2023年に日本で第1号のCFCを設立する予定。効率化されたオペレーションと自社物流を構築し、優れたアプリのインターフェースを介して、消費者の「いつでも、どこでも、何でも」というニーズに応える。

 さらに、今後はこれらの技術により、既存ネットスーパーの事業、店舗ピックアップ、クリック&コレクトなどにも活用できると期待している。