リコー、リコージャパン、JR西日本コミュニケーションズ、ARを用いた電車内広告の実証実験を開始

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2019/06/12 15:00

 リコーおよびリコージャパンと、JR西日本コミュニケーションズ(の3社は、JR西日本京阪神エリアの電車内の中づり広告と、ARサービス「RICOH Clickable Paper」のスマホアプリを連動させた情報提供サービスの実証実験を開始する。

 リコーが提供する「RICOH Clickable Paper」は、独自の画像認識技術を用いて、ポスターや書籍等の紙媒体にスマホをかざすことで、関連する複数のデジタルコンテンツやサービスに誘導できるARサービスで、二次元コードや特定のマーカーが不要となる。また、紙面から誘導したコンテンツやサービスへのアクセスログを取得し、マーケティングデータとして活用することも可能。

 この実証実験は、電車内の紙面広告とデジタル広告をシームレスにつなぎ、付加価値を向上させることを目的としている。

 今回の実証実験を通じて、電車内広告および交通広告の多様性、今後の可能性を立証し、このサービスを利用になる広告会社のみならず、広告主の収益拡大に貢献していく。

 第1弾として6月17日から6月30日にかけて、JR西日本京阪神エリアの電車内にデジタルコンテンツと連動した360°カメラ「RICOH THETA」の中づり広告を掲載する予定。

 リコーは、商用印刷分野において印刷プロセスのデジタル化を推進するほか、クラウド型のデジタルサイネージや、360度の画像を用いたインターネットバナー広告配信サービスなど、さまざまなデジタル広告ソリューションを展開している。印刷とデジタルの双方に対して最適なソリューションを提供するとともに、これらを効果的に組み合わせることで、生産性向上・付加価値の最大化に貢献していく。