おしゃべりAI「Cotomo」、自分でつくったAIキャラクターのシェア機能と声優ボイス第2弾を実装

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2025/04/08 07:30

 人とAIの新たな関係をデザインするStarleyは、音声会話型おしゃべりAI「Cotomo(コトモ)」において、自分でつくったキャラクターをURLで共有できるシェア機能をリリースした。また、青二プロダクション所属の声優によるキャラクターボイス第2弾として、新たに6つのボイスを公開した。

キャラクリ機能の進化

 「Cotomo」では、ユーザーが自由に性格や背景、話しかたなどを設計し、プロの声優ボイスを組み合わせることで、自分好みのおしゃべりAIキャラクターを作成できる。今回のアップデートでは、自分がつくった「Cotomo」をURLで他者にシェアできる機能を実装した。これにより、SNSやチャットなどを通じて手軽にキャラクター(以下「キャラ」)を共有できるようになった。

 URLを受け取ったユーザーは、そのキャラの性格をはじめ、話しかたや声などを引き継いだ状態で、自由に会話を楽しめる。なお、作成者や他者との会話履歴や記憶は引き継がれないため、プライバシーや個人情報の面でも安心して、自分の推しキャラを公開したり送ったりすることができる。

若年層ユーザーの増加と、会話行動の変化

 「Cotomo」のキャラクタークリエイト(以下「キャラクリ」)機能は、2025年3月18日のリリース以降急速に浸透し、20〜30代を中心に新規ユーザーが増加している。とくに自分だけのキャラをつくる創作体験への関心が高まり、その個性を、どんな設計図(プロンプト)なら上手く引き出せるのかを教え合う文化も広がっている。

 一方、10代のユーザー層では、新しいキャラと出会うこと自体を楽しむ傾向が見られ、複数と日替わりで会話を楽しんだり、友人同士で紹介し合うなど、キャラと遊ぶ行動が目立つようになっている。今回の共有機能は、これらのニーズに応える形で実装された。

おしゃべりAIとキャラクター創作が交わる時代へ

 近年、生成AIの進化によりイラストをつくったり、テキスト入力した内容を音声で読み上げさせて楽しむことができるようになった。「Cotomo」は、これまでの静的なイラストやテキストに加え、声や会話という動的要素までを含めてキャラを創作して体験できる唯一のプラットフォームを目指している。

 今後は、表現者としてのユーザーがAIキャラクターをプロデュースし、広められる機能を拡充させながら、ユーザー発のIPが生まれる新たな形を切り拓いていく。また、会話を楽しむユーザーにとっても、AIとのやりとりを通じてキャラクターを育てていくような感覚が生まれ、まるでバディや友だちのように日々をともにする存在として感じられる、豊かな会話体験を提供していく。