「すべての人にインターネット」をコーポレートキャッチに、インターネットインフラ、インターネットセキュリティ、インターネット広告・メディア、インターネット金融、暗号資産の各事業を展開するGMOインターネットグループは、グループ約8,000名のパートナー(従業員)全員のAIスキルを底上げし、AI人財の育成を加速するため、「GMO AIブースト支援金」を創設する。
本支援金は、業務に応じて自由に生成AIを選択・導入でき、パートナー1人あたり最大1万円を目安とし、「天秤AI biz byGMO」をはじめとした複数の生成AIサービスの利用費用をグループ各社が支援するもの。AI活用による未来の生産性向上を目指し、年間約10億円の投資を予定しており、グループ全体でのAI利活用をさらに加速していく。
2025年5月26日(月)より運用を開始し、6月13日(金)からはグループ全社での本格展開を予定している。

背景
生成AIをはじめとしたAI技術は、日々目覚ましい進化を遂げており、企業競争力の源泉として欠かせない存在になっています。当グループは「AIで未来を創るNo.1企業グループへ」を掲げ、全パートナーによるAI活用と業務効率化を積極的に推進してきた。
2025年3月時点で、業務におけるAI活用率は90%を突破し、次のステップとして、パートナー1人ひとりのAI活用力をさらに高め、「AIを使いこなせる人財」への成長を支援すべく、本制度を導入する。また、GMOインターネットグループとしては、生成AIはまだ過渡期で、それぞれのツールによってできることとできないことが異なるため、複数の生成AIを適材適所で使いこなす必要があると考えており、本支援金を通して複数の生成AIを利用しやすい環境を整える。
「GMO AIブースト支援金」制度概要
パートナーが、コストや手間を導入ハードルとして感じることなく積極的にAIツールを導入・活用できる環境を整えることで、自律的なAI利活用とスキルの向上を支援し、結果としてグループ全体の生産性向上を目指す。
内容
- 各チーム・業務に応じた生成AIツールの柔軟な導入支援
- 有料プラン導入の手続きにも迅速に対応
利用可能金額
- 各会社や部署単位で、パートナー数×1万円分/月の費用を負担
- グループ全体で年間約10億円規模の投資を予定
※必要なツールの棚卸をおこない、次の年に向けたコスト最適化は随時実施
導入対象となるAIツール
- 「天秤AI Biz byGMO」の活用は全員必須で、それ以外は目的に応じたツールを自由に選定可能
- 単一AIのみに依存せず、複数AIの比較・併用を推奨(データ取得リスクが高いAIは対象外)
- ChatGPTPlus、ClaudePro、Gemini Adbvanced、Cursor、GitHub Copilot、Canva、Adobe Express、Felo、Genspark、Devinなど多くのパートナーが活用できるサブスクツール含め全30種類を導入対象
- 30種のなかには、DaVinciResolve Studio、PLAUD NOTE AI、VOICEPEAK 商用ナレーション6パックなど買い切りのAIツールも含む
初期支援対象ツール(全30種)
初期支援として、さまざまなAI活用を見据えたツールを全30種類導入対象としている。
テキスト・会話型AI
- ChatGPT Plus
- Claude Pro
- Google One AI プレミアム
- Google Workspace Business Standard 以上
- Perplexity AI
- Genspark
- Felo
- Amazon Q
- Poe
コーディング支援AI
- Cursor
- GitHub Copilot
- V0
- Bolt
画像生成AI
- Firefly Image model4
- Dream Machine
- Midjourney Basic
- Midjourney Standard
- ConoHa AI Canvas
- Mapify Basic
動画生成・編集AI
- Runway
- PIKA
- Heygen
音楽・音声生成AI
- Suno
- Udio
クリエイティブツールAI
- Canva
- Adobe Express
- Adobe Photoshop
- Adobe CC - Adobe Creative Cloud
ナレッジマネジメント・生産性向上AI
- Obsidian
- Windsurf