短期の利活用に困っている空間とクリエイターをマッチングする「RELABEL」がサービス提供を開始

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2019/07/03 12:00

 ANCRは、お金や場所にハンディキャップを持つクリエイターと、解体予定が決まっているなどで短期の利活用に困っている「空間」のふたつを結びつけ可能性を広げていく、クリエイター向け空間マッチングサービス「RELABEL」のサービス提供を開始する。

ANCRとは

株式会社ANCR は 2017年7月に現役の美大生が「常識への挑戦」をテーマとして設立したクリエイティブチーム。2018年9月に法人化をした後、主に空間デザインやプロモーション、アートプロデュースを軸とした事業を展開。現在は店舗設計やイベントインスタレーション、ポップアップ、ディスプレイと多岐にわたるデザインワークを行っている。

RELABELとは​

クリエイターの自由をリノベーションする空間マッチングサービス「RELABEL」では、クリエイターが「本当にやりたいこと」に挑戦できる”空間マッチングサービス”をつくり、クリエイターの自由をリノベーションする。解体予定が決まっているなどの理由で空き部屋となってしまっている遊休不動産を利用し、クリエイターが自由に制作や展示を行える実験場をつくる。

スキル還元型の空間マッチングサービス

クリエイターが「本当にやりたいこと」を実現するために、対談しながら賃借人(=クリエイター)が 「空間」と「賃料」と「支払いかた」を自由に設定できるサービスを提供。賃料は、入居後スキルで得た収益で支払うレベニューシェアであったり、直接的なスキルでの支払いも可能となる。

発想から公開までを一貫して行える空間

クリエイターが「本当にやりたいこと」を実現する環境を整えるために、デスクワークスペース、ファクトリースペース、 ギャラリースペース、イベントスペースの4つのシェア型実験場を創る。この実験場を利用することで、クリエイターはやりたいことを実現するために、試行錯誤し、発想から公開までを一貫して行うことが可能。また、すべてのスペースをシェア型に設計することで、クリエイター同士がコラボレーションを企画したり、共同でイベントを開催することで、新しいアイデアが生まれることを狙っている。

第1弾プロジェクトとして、JR原宿駅徒歩1分の立地に『RELABEL Harajuku』をオープン。すでにアーティストが実験的に壁画を入れたり、イベントを開催するなど、活用が始まっている。

今後の展開

本プロジェクトは『RELABEL harajuku』を皮切りに、これからの日本を支えたり、彩りを与える可能性のある挑戦者の自由をリノベーションする空間を創っていく。解体が決まった遊休不動産を利用し、クリエイターが実験を行い、クリエイティブな未来を創造できる環境づくりを続けていく。