360Channel、VR展示会の撮影・システム構築を担当 空間に商品やサービス詳細などの表示も可能

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2020/06/10 07:00

 360Channelが運営する総合VRプロデュース事業であるVR PARTNERS事業部は、2020年2月12日(水)から14日(金)にかけて開催された全国スーパーマーケット協会主催「第54回スーパーマーケット・トレードショー2020」の特別企画展Future Store“Now”において、VRで体験可能な「VR展示会」の撮影・システム構築を担当したことを発表。特設サイト内で実際のコンテンツを視聴することができる。

実際のVR展示会の様子

 PC画面を開いたのち、画面をドラッグすることで、空間を見渡すことが可能。また、床面にある白い丸いアイコンに触れると視点移動をすることができ、実際の展示場を歩いているようにイベント会場を見渡すことができる。

VR視聴画面イメージ1
VR視聴画面イメージ1

 画面下部にある、「地図をみる」のアイコンを押下することで、会場全体の地図をみることができる。行きたい箇所を押下すると、その場所に移動することが可能。また、右側にあるシークバーをスクロールし、行きたい場所を選択することでも、同様に、の場所に画面遷移することができる。

VR視聴画面イメージ2|マップ画面
VR視聴画面イメージ2|マップ画面

 また、ブースの柱に表示されているインフォメーションアイコン(オレンジの「i」マーク)を押下すると、商品やサービスの詳細説明がポップアップで表示されるようになっている。

VR視聴画面イメージ3
VR視聴画面イメージ3
VR視聴画面イメージ3
VR視聴画面イメージ3

 同撮影においては「スーパーマーケット・トレードショー」のイベント会場に実際に赴き、会場のブースとルートの距離を計測し、VRにしたときに自然に空間移動ができるよう設計のうえ、撮影を実施。加えて、VR空間内に訴求したい商品やサービスの詳細説明の画像や動画が表示されるタグを埋め込むことにより、商品の理解促進を深められるコンテンツとなっている。制作したVR空間はPCのブラウザにて視聴することが可能。なお、同システムはスマートフォンやVR端末での視聴できるようプログラムすることも可能とのこと。

 従来、展示会は実際に当日来場した人しか会場の様子を見ることができなかった。今回開発・提供したVRシステムにより、来場できなかった人に対しても、イベントの良さや雰囲気、商品をVRにて体験してもらうことで訴求することが可能となる。

 また、アーカイブとして記録することで、次回イベントにおける長所や改善点などを洗い出すことができ、より良いイベント運営につなげることができる。出展企業に対しても、実際のブースのサイズや様子を360度、さまざまな方向から視聴できることで、より出展時のイメージを膨らませてもらい、より納得感のある出展計画を進めることを可能にするという。