フォルクスワーゲン、デジタルメディアに適した新ブランドデザインおよびロゴを導入 HP・トンマナも刷新

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2020/06/18 06:00

 フォルクスワーゲン グループ ジャパンは、新しいフォルクスワーゲンのブランドデザインおよびロゴを日本市場で展開する。フォルクスワーゲン公式ウェブサイトを含むオウンドメディアを皮切りに、同社のすべてのコミュニケーションツールは、この新しいブランドデザインに順次変更される。

 今回の刷新は、同社のグローバルな方針に則り、環境への負荷も考慮し、段階的に実施されるもの。全国にあるフォルクスワーゲン正規販売店でも今後順次採用されるとのこと。

 フラットな二次元デザインに生まれかわった新しいロゴは、シンボルであり登録商標でもある。新しいブランドデザインとロゴは、昨年9月のフランクフルトモーターショー(IAA)で初披露された。同社は電動化、完全なコネクテッド化、そしてニュートラルなカーボンバランスの未来を目指しており、世界的に統一されたこの新しいブランドデザインによって、今の時代により相応しい全方位のリアルなブランド体験を創出していく。

 同社では、公式ホームページを刷新し、新ブランドデザインを採用。さらに、同社の本社ロゴや、全国のフォルクスワーゲン正規販売店についても、順次新しいロゴに切り替わるとのこと。ビジネスツールについても新ロゴが採用されるが、環境負荷低減に取り組む同社のグローバルな方針に則り、旧ロゴでの在庫が無くなり次第の切り替えとなるという。

 新しいブランドデザインの基本戦略はインハウスで、フォルクスワーゲン デザインおよびマーケティング部門の共同チームによって構築された。今回のプロジェクトを遂行するために開発した「パワーハウスコンセプト」を採用している。

新しいロゴ

 新ロゴでは、よりシンプルで明確なグラフィックに生まれ変わった。無駄をそぎ落し、より柔軟に使えるように設計されたフラットな二次元ロゴは、さまざまなデジタルメディアにもマッチし、より明確に認識できるようになるという。

 これまでのロゴは、ブルーとホワイトの組み合わせのみであったのに対し、新ロゴには、ブルーの新たなトーンが追加され、さらにほかのカラーバリエーションも認められている。近年、シンプルで使いやすいインターフェイスを備えたデジタルアプリケーションの重要性が非常に高まっているため、新ロゴは、新採用の「ムービングフレーム」と呼ばれる枠の上に柔軟に配置することができるようになった。

新たなトーン&マナー

 画像や映像のトーン&マナーは、フォルクスワーゲンによるこれまでの表現方法とは大きく異なり、より大胆でカラフルなものに。「活き活きとした力強さ」を意味する「VibrantPower」をワーキングタイトルに、クルマだけに焦点を当てた広告様式にするのではなく、ユーザーの視点に立った、リアルな世界観を展開する。