ARで参加型ライブを実現「LIVE/AUG」楽器化IoTデバイスとともにリリース 7月8、9日に配信

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2020/07/08 05:00

 イメージソースは、ライブストリーミング配信を拡張できる新たな視聴体験技術「LIVE/AUG」と、その将来像を予見したIoTデバイス「SOUND CATCH DEVICE」を開発。2020年7月8日(水)・9日(木)の2日間、YouTubeライブ配信での体験イベントを開催する。

 LIVE/AUG(ライヴォーグ)は、従来「見るだけ」であったライブ配信にスマホを介して「参加」することで、より価値のある体験の提供を実現する技術。R&D/プロトタイピングで取り組んできた映像とARとの同期技術をベースに、ライブエンターテインメント領域で役立てられるものを開発した。

 同技術の環境をプラットフォームとし、今後もさまざまな機能を追加アップデートしていく予定。第1弾として、身の回りにあるモノを「楽器」に変換し、これまでにない参加型のライブ視聴を実現するデバイス「SOUND CATCH DEVICE」など、LIVE/AUGの技術とあわせて体験の拡張ができる機能を追加開発していくとのこと。

Augmented Live Viewing「LIVE/AUG」

 LIVE/AUGは、イメージソースがこれまでのR&D/プロトタイピングで取り組んできた映像とARとの同期技術「AR Mapping」をベースに開発した、ライブストリーミング映像にリアルタイムでARを同期させる技術。これにより、ライブ配信された映像をスマホアプリ経由で拡張し、ARによる3DCGの演出を自宅にいながら体験することができる。

 ユーザーはiOS/Android対応の専用アプリを起動し、PCやテレビで視聴しているライブ配信画面にかざすだけで、簡単に映像を拡張することが可能。画面から飛び出してくる迫力のある演出や各種情報など、従来のライブストリーミング配信では不可能だった「感じる映像体験」を通じ、ライブの疑似体験ではなく、リモートならではの新しい視聴体験を創出する。

 今後のアップデートによって次のような機能を盛り込み、順次提供していく予定だという。

  • よりインタラクティブでフィジカルな要素も加えたエンターテインメント機能
  • 会場にいるアーティストや観客との一体感をより高める双方向型のコミュニケーション機能
  • セレンディピティなライブならではのハプニング体験を生み出すカスタマイズ機能
  • グッズや楽曲購入と連動したマーチャンダイジング機能
  • ユーザーの参加感や体験性をより高めるIoTデバイスとの連携

 これら機能の拡充により、自宅にいながらにして、実際に会場に行くよりもさらに密度の高い体験を提供する。

LIVE/AUG拡張機能 楽器化IoTデバイス「SOUND CATCH DEVICE」

 身の回りにあるものを楽器にすることができるIoTデバイス。取り付けた物体の振動をセンシングすることで、さまざまなものをインターフェイスにすることができる。机をノックしたり紙コップをペンで叩いたりして自作楽器を楽しむだけでなく、手づくりのオモチャや楽器に取り付けて、ウェブやアプリと連携することでオリジナルの楽器を作ったり、インタラクティブなライブに参加したり、ゲームのコントローラーにすることも可能。

 さらに「SOUND CATCH DEVICE」は、LIVE/AUGが目指す「ライブ配信の拡張」をブーストする役割も担っているので、自作楽器を用いて自宅からライブ会場の演奏に参加し、憧れのアーティストとの生共演が実現したり、ステージと観客のコール&レスポンスに使用するなど、従来のライブエンターテインメントでは不可能だった参加型のライブ視聴の実現を目指すという。

オンライン体験イベント概要

YouTube ライブ配信でのオンライン体験イベントを開催する。

  • 日時:2020年7月8日(水)、9日(木)18:00〜19:00
  • URL:
    https://youtu.be/bWomtToZ4Nc(7月8日)
    https://youtu.be/G9on6sNSnwQ(7月9日)
  • 参加:予約不要