NEW STANDARDは、電通デジタルと業務提携し、D2C時代に対応する新規ブランドの立ちあげ・既存ブランドの再創造を全体戦略から事業成長までをワンストップで支援するサービス「ブランド デジタルトランスフォーメーション(以下、BDX)」を共同で提供開始する。
本業務提携により、ビジネスのデジタルシフトへ課題を持つ企業に対して、本質的なユーザーインサイトと綿密なマーケットリサーチに基づく「ユーザー起点」のD2C事業開発ならびにブランドの再創造を支援することが可能になる。
デジタルコマースの市場規模が急速に拡大する中で、ユーザーを起点としたプロダクトの開発や顧客体験の設計を行い、初期段階よりデジタルコミュニケーションを主としながらファンとともにプロダクトやブランドを成長させていくD2C事業が登場。欧米では新興のD2Cブランドが市場を席巻し、業界変革が起こっている。しかし国内では、多くの企業がこのD2C時代において業務領域の広さや複雑さ、ノウハウ不足などにより対応しきれていないのが現状であると同社は考える。
このような背景から、新しい時代の価値観やユーザー起点を軸とした事業開発に取り組むNEW STANDARD社と、デジタルマーケティング全領域を網羅し、デジタルコマース領域においても高い専門性と運用力を持つ電通デジタルが連携。企業起点であった従来とは異なる「デジタルを活用したユーザー起点」を軸としたブランドの創造・価値最大化を目指す。連携する2社はこれをBDXと定義し、本サービスの推進を通して新しいマーケットを創出する。
「BDX」概要
「BDX」ソリューションの4つの特徴
1. CXを軸にしたD2Cブランドの立ち上げや再創造
販売するプロダクトだけでなく、あらゆるブランドとの接点における顧客体験を軸にブランドアイデンティティや提供価値を設計し、顧客に長く愛されるブランドの立ち上げや再創造を実現する。
2. ファンとの共創コミュニティ構築
コンテンツマーケティングを通じてブランドのファンを育成し、ファンからのフィードバックをもとにプロダクト・サービスの改善が可能となるコミュニティ構築と運営を行う。
3. アジャイルPDCAによる事業成長
ブランド創造からECサイトでの販売までをワンストップでサポートし、PDCAサイクルをスピーディーに運用し、改善点の発見と改善の打ち手を継続的に提供。
4. 自社内でのイノベーション創造の型化
D2C事業構築の一連の流れを体系立てたソリューションとして提供し、自社内での新規事業創造のフォーマットとしての活用が可能。
「BDX」のフェーズに応じた7つの提供サービス
企画・設計フェーズ
1. D2Cに関するレポート&ワークショップ:国内外のD2Cに関する最先端事例について、レポートとワークショップを通じて理解を深め、共通認識をもつことで、スムーズなオンボーディングを実現。
2. ブランドデザイン:マーケットリサーチやターゲットのインサイトからブランドアイデンティティや提供価値を設計し、顧客に長く愛されるブランドを創造。
3. CX&コミュニケーションデザイン:ブランドが持つブランドアイデンティティや提供価値を正しく顧客に提供するために、CXフレームワークを軸に顧客とブランドとのコミュニケーションの接点をデザインする。
4. ビジネスデザイン:両社の知見をもとに、ブランドの成長をシミュレーションし、ブランドの成長のために必要な事業のKSF(Key Success Factors:主要成功要因)と、適切なコスト構造や成長速度を想定することで、社内意思決定や予算確保ための材料、構築フェーズにおける指標を設計する。
構築フェーズ
5. プロダクト開発・クリエイティブ開発:商品設計を始めロゴ・コピー・パッケージなど、ブランドを体現する要素を開発・制作。
6. サービス構築:ブランド認知を獲得するためのプロモーションや広告の設計・構築、顧客の共感を生み、共創関係を構築するためのコンテンツやチャネルの開発、CX&コミュニケーションデザインを体現する販売チャネルの構築を行う。
グロースフェーズ
7. ブランド&サービスグロース:顧客の声や売上など、集積したさまざまなデータをもとにグロース施策を立案・実施。ブランドアイデンティティや提供価値を顧客に正しく伝え、共感を生みだしながらブランドロイヤリティを高め、フェーズごとに必要な施策を実行することが可能。