サンシャインシティ、イベント特化型アプリ「多機能XRコンテンツ配信プラットフォーム」開発へ

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2020/10/15 05:00

 サンシャインシティは、多種多様なXRコンテンツを複合的に動作可能にしたイベント特化型アプリケーション「多機能XRコンテンツ配信プラットフォーム(名称未定)」の開発に着手したことを発表した。2021年1月に配信を予定している。

 同アプリケーションは、AR、VR、360度パノラマウォークスルー、CG、ライブ配信、動画配信に至るまで、複合的なオンラインコンテンツの動作をひとつのアプリ内で実装できる、多機能XRコンテンツ配信プラットフォーム。開発パートナーには、VR・360度映像配信事業や総合映像プロデュース事業を展開する360Channel(さんろくまるちゃんねる)が選定された。

 昨今の新型コロナウイルス感染拡大防止対策のため“集客”に制限がかかり、イベント業界はリアルからオンラインへと急速な進化が求められている。

 同社はこれまで自社のイベント会場にてさまざまなイベントを展開し、複合的要素で成り立っている“イベント”をオンラインでいかに表現すればいいかを検討。ユーザーがストレスなくイベントを楽しむためには、複合的要素を1ヵ所で表現できる空間が必要であることを受けて、今回360Channelを開発パートナーとし、AR、VRはもちろん360度パノラマウォークスルー、CG、ライブ配信、動画配信などに至るまで、プラットフォームが分かれることなく完結できるアプリケーションの開発に至ったという。また、課金システムをあらかじめ搭載することで、制作したオンラインコンテンツを実装するのみで、イベント主催者自らが費用や期間をかけることなく収益事業化を計画することが可能となる。XRコンテンツ制作の知見がなくても、同アプリケーションで配信が可能なコンテンツ制作パッケージも用意しているとのこと。

 同アプリでは一例として、360度パノラマ/CG/VR/AR/静止画/動画/ライブ/音声/決済/SNS連動などの機能を搭載。さまざまな機能を組み合わせてひとつの有料イベントを作り上げることができる。そのほかの機能は、順次アップデート予定となっている。

 アプリ内では、時間や場所にとらわれないオンラインの世界ならではのイベントを開催。リアルイベントに来場できないユーザーも、アプリを通して各種イベントに参加可能となる。サンシャインシティのイベント会場で開催されるイベントだけではなく、各地のリアルイベントのバーチャル化にも対応し、また、リアル開催の無いイベントもCG空間の構築でバーチャルイベントを開催可能だという。