エンタテインメントソリューション事業を展開するセガ エックスディーは、医薬品のメーカーのノバルティス ファーマと、社員研修や日常の業務中に社員のコミュニケーション能力向上を目的として活用できるカードゲーム「emotcha(エモッチャ)」を共同開発した。
同カードゲームは、カードゲームを通して参加者それぞれの個性や価値観を理解・共感し、相手の「人間性」に焦点をあてたコミュニケーション力を養うことができるコンテンツ。勉強するのでなく、ゲームを楽しみながら、そのときどきの参加者の組み合わせによって応用力を養う。
組織の規模に合わせて、研修やチームビルディング、日々の会議時のアイスブレイク、上長とチームメンバー間の対話のきっかけとして活用でき、組織の活性化と個人の発想力向上を促すとのこと。 また、新たな働き方環境を考慮したオンラインでの開催も可能だという。
セガ エックスディーでは、ゲーミフィケーションを「意外性と共感性を生み出す」ものと広くとらえており、長年蓄積した技術を活用して人材育成分野での貢献を検討していた。ノバルティス ファーマでは、自社の社員育成を通してグローバル社会で活躍する日本の人材育成への貢献を進めており、今回人材育成への貢献につながる新たなゲーミフィケーションを模索する、という共通のコンセプトのもと、新しいゲームの開発を共同で行った。
今後、同コンテンツは、ノバルティス ファーマの研修プログラムに採用され、将来的には、海外拠点の活用を可能にする多言語化、同ゲームシステムをベースにしたオンライン版の開発も両社で検討をしていく考え。