画像処理/AI(人工知能)の研究開発型企業であるモルフォが開発した、最新バージョンのAIによる画像領域分割およびレタッチ技術「Morpho Semantic Filtering」が、2020年12月1~2日に開催された米クアルコム社主催の次世代チップ発表イベント「Snapdragon Tech Summit Digital 2020」において、最新フラッグシップモデルのQualcomm Snapdragon 888 5Gモバイルプラットフォームに適応する技術として紹介された。同イベントでの同社製品の紹介は、昨年に引き続き2回目となる。
同技術は、AIにより画像内に写る物体の領域分割を行い、物体ごとに最適な画質向上を施すことができる技術。最新バージョンでは、風景シーンにおいて8種類以上の領域分割カテゴリーを認識するようになった。また、領域分割の結果を最適化する技術を採用し、これまで以上に被写体の細部にまでおよぶ正確な分割を実現。高精度な領域判定により、第6世代のQualcomm AIエンジンとQualcomm Spectra 580 ISPで最適化された違和感のない自然で印象的な画質に仕上げる。