メガソフトは、住宅・病院・オフィスなどの3Dイメージを手軽に作成し、VR体験中に空間の編集・シミュレーションができる「メガソフトVRソリューション」に高画質表示機能を追加搭載した最新のプログラムを公開した。
同ソリューションは、建築・空間提案のためのVRプレゼンに必要な、空間作成・編集・VR視聴機能が備わったVRシステム。同社の3Dデザイナー製品にVR機能を追加しており、VRゴーグル(ヘッドマウントディスプレイ)を装着するだけで操作画面上の3Dパースの世界に没入することができる。
VRプレゼンのメリットである部屋の広さ・天井の高さ・家具類の存在感を実感できることはもちろん、壁・床材の貼り替えや家具の入れ替えなどの変更をその場で行い確認するという、実空間ではできない新しい建築打ち合わせ方法を実現している。
今回追加搭載した同機能により、壁紙や床材の素材感や照明効果の表現力が向上し、より現実感のある空間体験を提供する。
また、事前に用意した空間だけでなく、VRプレゼン中に変更を加えた空間もその場で高画質化し、VR視聴が可能とのこと。
同ソリューションの主な機能は次のとおり。
VR用3D空間の作成・編集
メガソフトの3Dアーキデザイナー、3D医療施設デザイナー、3Dオフィスデザイナーなどで作成した3Dデータを変換なしで読み込み可能
VRモードに切り替えてVRゴーグル(ヘッドマウントディスプレイ)を装着するだけで、操作画面の3Dパース内に入ってVR体験が始められる
VR視聴者の、立つ・座る・見回す・歩くなどの動作に対応
VRプレゼン中に実行できる編集・シミュレーション機能
- 壁・床・家具などのテクスチャ・色の変更
- 家具・機器類の移動(*)
- 家具・類機器の変更(他の家具と入れ替え)
- 窓・ドアの開閉(*)
- 照明器具の点灯/消灯(*)
- 視点変更(立ち位置の移動)(*)
- ウォークスルー(登録経路の再生)
- 朝夕夜の切り替え(太陽光の色と向きの自動切り替え)
- 日照シミュレーション(冬至、春分・秋分、夏至の1日を再現)
-
色覚・白内障シミュレーション など
(*)の機能はVR視聴者⾃⾝によるコントローラー操作も可能。