キャドセンター、日本の港湾をまるごと3Dデータ化する「REAL 3DMAP ベイエリア」をリリース

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2019/07/30 16:50

 3DCG技術をベースにした映像、静止画、インタラクティブコンテンツ、VRコンテンツ、シミュレータの制作・開発によるビジュアライゼーション環境の構築や提供などを手がけるキャドセンターは、日本の主要港湾部の3Dデータを順次リリース予定であることを発表した。

 キャドセンターでは、海上自衛隊への導入をはじめ、操船や港湾での管制業務訓練を行うためのシミュレータ開発を手がけてきたが、さまざまな業界や業種で使えるよう、日本各地の主要港湾部を再現した3Dデータ(海図による海底データ含む)を新たに「REAL 3DMAP ベイエリア」として整備し、順次リリースしていく。

 同社が提供するシミュレータ用の港湾データとしての使用のほか、VRなどのリアルタイム系や各種シミュレーションコンテンツで利用することが可能。3ds MaxやMAYAなどの形式での提供にも対応し、要望に応じた港湾区域もカスタマイズして制作できる。

主な想定利用シーン

  • 水上モビリティの操船シミュレータや操船コンテンツ
  • 津波、高潮や台風などの災害被害シミュレーション
  • 港湾の設計や整備計画、景観検討
  • 船舶のルート検討や⽔上交通ネットワーク計画
  • 港や海を舞台にしたゲーム制作やエンターテインメント計画検討

 各港湾の海図を全面的に更新するほか、景観は夜間に対応しているものもあり、現地調査による最新の現状を反映して作成する。

現在リリース予定しているベイエリア

  • 2019年8月:東京港
  • 2019年9月:川崎港・横浜港・横須賀港
  • 2019年内  :名古屋港・大阪港・神戸港

※他ベイエリアについては、2020年以降リリース予定

 キャドセンターは、多くの企業やユーザーが活用できるよう、今後もサービスの拡充に取り組んでいく。