MMD研究所は、「2020年スマートフォンアプリコンテンツに関する定点調査」を実施し、調査結果を発表した。同調査結果の概要は、次のとおり。
現在利用しているSNS「Instagram」が41%、2014年より28ポイント増
スマートフォンを所有する20歳~69歳の男女557人を対象に、Facebook、Twitter、Instagram、TikTokの利用について聞いたところ、「現在利用している」という回答はFacebookが34.1%、Twitterが46.3%、Instagramが41.3%、TikTokが11.0%となった。調査開始時の2014年ではInstagramの利用は13.5%だったが6年で27.8ポイント増えた。
各サービスで「現在利用している」という回答がもっとも多かった年代は、Facebookが40代で39.3%、Twitterが20代で63.0%、Instagramが30代で56.4%、TikTokは20代で19.0%となった。
2020年にもっとも利用したスマホアプリのジャンルの上位は「動画」「ゲーム」「SNS」
スマートフォンを所有する20歳から69歳の男女557人に、無料通話/チャットなどのコミュニケーション以外のスマートフォンアプリで2020年にもっとも利用したアプリのジャンルを聞いたところ、「動画」が11.5%ともっとも多く、次いで「ゲーム」が11.3%、「SNS」が10.2%となった。
上位5サービスを2019年の調査と比較すると、「動画」が4.3ポイント、「SNS」が0.7ポイント、「ニュース」が0.5ポイント増えていることがわかった。
スマホでの音楽聴取は63.9% 定額制音楽配信サービスの利用が2017年より21.5ポイント増
スマートフォンを所有する20歳~69歳の男女557人を対象に、スマートフォンで音楽を聴くかを聞いたところ、63.9%が「音楽を聴いている」と回答した。
スマートフォンで音楽を聴いていると回答した人(n=356)を対象に、スマートフォンでの音楽利用状況(複数回答可)を聞いたところ、「YouTubeなどの動画サイトで音楽を聴いている」が58.4%ともっとも多く、次いで「定額制音楽配信サービスで音楽を聴いている」が34.3%、「購入したCDからスマートフォンに取り込んで聴いている」が28.9%となり、2017年12月の調査と比較すると、「定額制音楽配信サービスで音楽を聴いている」が21.5ポイント増えていることがわかった。
定額制音楽配信サービス利用者(n=122)を対象に、利用しているサービスを聞いたところ「Spotify」が30.3%ともっとも多く、次いで「Amazon Prime Music」が27.9%、「Apple Music」が23.8%となった。
調査概要
- 調査期間:2020年11月17日~11月19日
- 有効回答:557人
- 調査方法:インターネット調査
- 調査対象:スマートフォンを所有する20歳~69歳の男女