松竹は、「未来の観劇体験」をテーマにしたアプリ 『INTO by Shochiku』 、およびそのアプリ内で楽しめるAR歌舞伎コンテンツ『Reverse Reality ～KABUKI Performance "Shakkyo"～』をリリースした。
同アプリは、エンタテインメントと先端技術を掛け合わせた「未来の観劇体験」がテーマ。伝統芸能・歌舞伎とAR技術を融合させることよって、歌舞伎の新たな楽しみ方を提案する。
同コンテンツでは、スマートフォンやタブレットのカメラ越しに、歌舞伎俳優・片岡愛之助氏扮する獅子が現れ、約6分間の舞踊を披露。AR技術を用いることで、体験者のいる場所が“舞台”となり、目の前で歌舞伎俳優の演技や、蝶・牡丹が舞う空間演出を楽しむことができる。
同コンテンツは歌舞伎舞踊の『石橋（しゃっきょう）』を題材とし、獅子が毛を大きく振る場面が見どころ。ARの立体的な映像表現との親和性が高く、実際の舞台公演にも劣らない躍動感と迫力を表現しているという。
歌舞伎俳優の表現には、ボリュメトリックキャプチャ技術を用い、実際の歌舞伎俳優を撮影した映像から3Dデータを生成。勇ましい表情や美しい毛の流れといった細部まで再現され、360度の自由な視点から楽しむことが可能となっている。
また、同コンテンツでは次の2種類の異なる楽しみ方を用意している。
- 時間や場所を問わず、歌舞伎舞踊をARで表示する楽しみ方（体験イメージ）
- PCやタブレットで配信される、特別な背景映像と合わせて観劇する楽しみ方（1月中旬発表予定）
