Letro、「サブスクストア」とAPI連携 運用型UGCのカギとなるUGC生成を自動化し成果向上へ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2022/04/27 12:00

 SaaSとデジタル人材で企業のマーケティングDXを支援するアライドアーキテクツは、運用型UGCソリューション「Letro(レトロ)」が、サブスクビジネス支援サービス「サブスクストア」とAPI連携を行ったことを発表した。これにより、サブスクストアを利用中のブランドがさらなる成果向上を実現するために、購入者のUGC生成を自動化することが可能となった。

 Letroは、企業のダイレクトマーケティング施策における運用型UGCの実現を支援することで、売上成果向上につながるUGC活用ツール。

 運用型UGCとは、訴求・SKU・展開チャネルごとのUGC生成から活用のサイクルを回しつづけることで顧客体験を最大化し、売上成果につなげる運用モデルのこと。ECサイトにおいてUGCを活用することで購入率、転換率が大いに向上することが明らかになっており、UGC活用はEC事業において不可欠な施策であるといえる。しかしながら、次の3点の課題によりUGC施策の実施に至らない企業が少なくないという。

  • インフルエンサーなどへの投稿依頼といった単発施策でしかUGC生成ができず、継続的にUGCが生成される仕組みを構築できない
  • 複数の商品がある場合、UGCがある商品とない商品が存在するため、すべての商品でバランスよく同じ取り組みができない
  • ROIを計測する基盤がないため、手間のかかる施策に対して投資判断ができない

 また、運用型UGCを実施するためには、ターゲットに応じた訴求のUGCを出し分けることが必要とされているが、企業が持ち合わせるUGCは単一訴求のものばかりになりがちであることから、運用型UGCに挑戦することができないという企業も多く存在している。

 これらの課題を解決し、EC事業におけるUGCの活用を推進するため、今回サブスクストアとのAPI連携を行い、購入者に対してUGCの投稿を促すフローを自動化するサービスを提供する。

新しく提供開始する機能

 サブスクストアを利用する企業は、API連携されたLetroを利用することによって、サブスクストア内で保有する自社の顧客データを活かし、購入者に対してUGC投稿を促すフローを自動化することが可能に。具体的には、商品やサービス購入のタイミングでUGCの投稿を促すメッセージが送信されることで、購入回数に応じて継続的にUGCが生成される機会を創出。生成されたUGCの収集までを自動化することができる。

 また、メッセージの内容や送信タイミングは企業ごとにカスタマイズできるため、UGCの投稿テーマを柔軟にコントロールしたり、購入初期や購入後数ヵ月目など生成したいUGCに合わせてメッセージの自動送信タイミングを設定することが可能。これにより、バリエーションに富んだUGCを生成することができ、訴求・SKU・展開チャネルごとにUGCを出し分けることが可能となる。

 さらに、収集されたUGCはLetroに同期され、サイト上への表示から最適化まで行えることから、成果ポイントが可視化でき、結果的にROIの計測が可能となる。これらの機能により、UGC施策の実施に至らない要因を取り除くことができ、さらに「生成・収集・活用・効果測定・改善」のサイクルを定期的に回しながら、UGCの効果を最大化する仕組みを提供するという。