伊藤忠インタラクティブとフェンリル、VR空間を構築できるウェブサービス「VR VENUE」の提供開始

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2021/02/04 06:30

 伊藤忠インタラクティブ(以下、IIC)はフェンリルとともに、低コストで簡単に、自由なVR空間を構築できるウェブサービス「VR VENUE」のサービス提供を開始する。

参考:VR店舗空間
参考:VR店舗空間

 VR VENUEは、ウェブブラウザで従来のホームページと同じ感覚でアクセスできるVR空間を、簡単に低価格で、企画・開発・運用までワンストップで提供するサービス。オープンソースであるHubs Cloudをベースに、アマゾンウェブサービス(AWS)上のクラウドサーバ環境で動作し、コンテンツ管理システムを含むVR空間の公開を可能にしている。

 ユーザーは、ヘッドマウントディスプレイや特別な機材・ソフトウェアのインストールなど必要なく、パソコンやスマホさえあればVR空間へのアクセスが可能になり、空間内で自分の好みのアバターで会話等を楽しむことなどもできる。また、VR空間運営者は、各社オリジナルのVR空間を低コストで簡単・スピーディーに構築することが可能。

 ウェブサービスの開発・デザインを強みとするIICと、フェンリルというデザインを軸として長く実績のある2社で協業し、冷たい印象を持たれがちなVR空間内に日本ならではの愛着の湧く親近感を追求したUXの実現を目指し、コロナ禍でも「人のぬくもりが感じあえるコミュニケーションツール」をテーマに、サービス展開を行っていく予定。

第1弾の事例「 Innovation Space DEJIMA Digital」

第1弾の事例として、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(略称、CTC)が運営する、オープンイノベーションを目的としたスペースInnovation Space DEJIMAをウェブ上に再現した「Innovation Space DEJIMA Digital」のシステムについて開発を行った。その中で、日本的なアバターを利用したコミュニケーション設計を行い、デジタルの中に温かみを感じさせる世界観をプロデュースした。これまでリアル空間のDEJIMAで展開されてきたオフラインイベントに加え、どこからでも参加できるオンラインイベントなどが展開されていく予定。

今後、IICではVR VENUEを活用し、ウェブブラウザで簡単にアクセス可能、低コスト、高クオリティなバーチャルオフィスやバーチャルイベントスペースを構築していく、ウェブVRサービスの開発、提供を行っていく。また、それらの空間を活用し、先進的なデジタルマーケティングの企画、運用も展開していく予定。

IIC担当者コメント

コロナ禍の中で、未曾有の価値観の転換が起こっています。リアルイベント等の規制が強化されリアルの接点が失われている中、その代替手段としてVRが期待されていると思いますが、リアルの代替としてのVRだけではなく、従来のウェブサイトの役割それまでも、担っていくのではないかとも考えております。いままでのインターネット体験をさらに進化して、日本のVRのインフラとなっていくようなサービス創出に挑戦していきたいと考えております。

フェンリル担当者コメント

今までVRのサービスは、高い演算能力を要する専用のハードウェアやソフトウェアが必要でしたが、Hubs Cloudの登場により、我々が一般的に使っているウェブブラウザでも、軽快に動作する環境が整ってきたことに驚くとともに、従来のウェブサイトで表現しきれていなかったインタラクションを、「VR VENUE」の世界で体験できるようになることは、ウェブサイトを次の次元に引き上げる技術だと確信しています。

Hubs Cloudは、世界中の開発者が日々機能を追加しており、活発な技術革新が行われているので、VR VENUEの開発は、インターネット黎明期のようなワクワクした感覚が蘇りました。

VR VENUEで、より安全・安心な、心地いいコミュニケーションインフラを作りたいと思います。