事業創造ファームのdotD APAC pte ltdは、音声技術とアバターを活用したフィジタル空間でのコミュニケーションにどのような可能性があるのか、コワーキングスペースOne&Coと共同で、およそ10ヵ月の時間をかけ、プロトタイプの開発と検証、協議を重ねてきた。今回、プロジェクト名を「iDovatar(イドバター)」とし、2021年4月1日よりベータ版(正式公開前の開発途中モデル)を活用した実証実験に参加する企業パートナーの募集を開始する。
iDovatarとは、3D空間上で距離が近い人、複数でのリアルタイム音声対話が可能なビジネスプラットフォーム。オフィスとリモート双方でのシームレスな働き方支援や、フィジカルとデジタル双方でのコミュニティづくり、国境を越えたビジネスコミュニケーション活性化など、コワーキング事業者だからこそ設計可能なセレンディピティ(偶然で幸運な発見)創出を目指す。また、フィジタル上にコネクターを介在させることで、人と人、機会と機会のマッチングを加速させる仕組みも介在させる。
ベータ版を活用した共同実験について
次の課題を持つ法人、または10名以上のチームが対象となり、最大5社までの参加を予定している。
課題1:オフィスユースケース
- 出社せずともチームワークの醸成を図りたい。
- 日々働くなかで(一見無駄とも感じるような)偶発的なコミュニケーションを生み出したい。
- ただ雑談したい
課題2:商業ユースケース
- リアルを拡張したフィジタル商業施設、商店街、店舗での販売
- 北海道の物産展を東京で(イベントとしての利用)
課題詳細をヒアリングし、同プロジェクトの要件にフィットするかを確認後、要件にフィットする場合はプロジェクト化の協議を個別に開始するとのこと。