森ビルとNTTドコモは、森ビルが管理・運営する「お台場ヴィーナスフォート」において、ARクラウド(現実空間に紐付くさまざまなコンテンツをクラウド上に保存・保持し、共有するための技術。スマートフォンやグラス型デバイスを通して、現実空間にコンテンツを重畳させて提示することが可能となる)およびデジタルツイン(現実世界に存在する場所、物、事、人をデジタルデータ化し、サイバー空間上で現実と寸分たがわない3D映像を構築すること)技術を活用した、リアル空間とデジタル情報を融合させる実証実験を、2021年3月12日(金)~14日(日)に実施する。
同実証実験では、ドコモが開発を進めるARクラウド技術およびARクラウド用のコンテンツ作成を簡易化するための開発ツール(開発協力:ホロラボ)を用いて、現実空間のデジタルツインを構築し、現実の景観とデジタル情報を融合させた新たな体験価値を創出。体験者はウェアラブルデバイス「Magic Leap1」やタブレットを介して、現実世界の景観のなかに浮かび上がる街の情報、周辺の交通機関の情報、バーチャル広告やクーポンなど、最適な場所で、最適な情報を、リアルタイムに受け取ることが可能となる。また、天使などのキャラクターが現実空間の各スポットで登場するゲーム的要素を組み込み、エンターテイメント性を加えることで、現実世界だけでは得られない、ユニークで楽しい体験が可能となる。
実証実験の概要
- 期 間:2021年3月12日(金)~2021年3月14日(日)
- 実施場所:東京・お台場 ヴィーナスフォート 2F フロア(Venus GRAND)内 噴水広場~教会広場
- 内 容:AR技術を活用したショッピングおよびフィールドゲームの実施検証
ショッピング
バーチャル広告の配信や直観的なナビゲーションなど、ショッピングをより楽しく、便利にするARショッピング体験
フィールドゲーム
ヴィーナスフォート各所に配置されているキャラクターからアイテムを受け取りながら、教会広場に潜むドラゴンを倒すARゲーム体験
各社役割
森ビル
- ヴィーナスフォートのデジタルツインデータの提供
- 効果的な集客施策、施設運営をめざした詳細回遊ルート把握の検証
ドコモ
- マルチデバイス、マルチプラットフォームでのARクラウド技術の検証
- デバイス位置測位方式の技術検証