三井住友トラスト・ホールディングスは、同社グループのDX推進を加速させるべく、デジタル戦略子会社「Trust Garage」を設立したことを発表した。
同グループは、AIやデータ利活用による業務変革、AIと分散台帳技術を活用した相続業務のサービス強化、セキュリティトークンを活用したデジタルアセットビジネスの開発など、積極的にDXを推進しているが、今回さらなる加速をはかるため新会社を設立した。
Trust Garageは同グループのひとつの企業として設立することで、DXの推進という役割と変革への意思を明確にし、金融業界に限らず広くDX人材の集う環境にするとともに、日本電気、SCSK、エヌ・ティ・ティ・データ、日本アイ・ビー・エム、Google Cloud、日本マイクロソフト、エルテスなどの大手IT企業・テクノロジー先進企業のほか、エストニアのCybernetica社などの海外企業など、多様な仲間と新たな価値の創出に取り組む。
社会における価値観の多様化や不確実性の増大が進む環境こそ、同グループが豊かな社会を実現する信託の担い手として本領を発揮できるものと考えている。信託の理念や専門性は活かしつつ、信託・金融の枠に囚われない商品・サービス開発を目指していくとのこと。
