XR、AI、IoTなど最先端領域でのアプリ開発を行うアップフロンティアは、AR開発サポートツール「CFA(シーファ)」(※CFA=Contents Formatter for ARの略称)の新バージョンの提供を開始した。新バージョンはiOS、Androidに加えて、新たにHoloLens 2に対応している。
CFAはAR開発のサポートツールとして開発。現地型のARコンテンツを作成する場合、現地へ開発チームが設計・体験・テストのために何度も行くコストが発生する。高品質な現地型のARコンテンツを作るためには、実地での検証が欠かせないが、遠方の企業から依頼された場合は移動のコストも、作業にかかるスケジュールも増大してしまう。
さらに、ARコンテンツは開発の際の手戻りが大きくなりがちになるという。単純にARで3DCGや文字を表示するだけのアプリでも、「思っていたものと違う」「現地で使うと微妙にズレてしまう」といった問題から、どうしても修正の回数が増えてしまうといった課題を払拭するために同ツールが開発された。
同ツールを使うことにより、特定の場所に関する空間情報をARクラウドに保存することで遠隔地との空間情報共有がボーダレスに可能となり、手軽で効率的なAR開発が実現できるようになる。
ARクラウドは現在、MicrosoftのAzure Spatial Anchorsに対応しているとのこと。