アドビは、多摩美術大学が今春より同社の「デジタルクリエイティブ基礎講座オンライン版」の映像提供を受け、全学生のデジタルツールのスキルの向上と、創作活動の支援を行うことを発表した。
これは、全学生のデジタル制作を支援する多摩美術大学メディアセンターの取り組みの一環として行われるもので、デジタルツールに習熟している学生に対しては自身のレベルに合わせて自主的にスキルアップするための学習を支援し、新入生に対してはデジタルクリエイティブツールにふれる機会を提供することを目的としている。
「デジタルクリエイティブ基礎講座」は、画像処理やタイポグラフィー、映像制作といった同社のクリエイティブツールの使い方を学ぶとともに、これらのツールを活用してアイデアを可視化し、伝える技術を体系的に学ぶことを目的としている。2020年度に新型コロナウイルス感染症拡大にともない、2020年夏には完全オンラインでの講座の提供体制を整備。多摩美術大学はこのオンライン版の採用第1号となる。
同校では今後、オンライン版の講座映像を活用した学生対象のセミナーの開催や、授業での利用を検討しているという。