Zホールディングス(以下、ZHD)は、連結子会社である「Z Entertainment」(以下、ZE)が、同じく連結子会社であるヤフー(以下、Yahoo! JAPAN)、LINEおよびLINEグループが運営する動画、音楽、ゲーム、電子書籍、占いなどの国内エンターテインメント事業を統括し、2021年度上半期より本格的に事業を開始することを発表した。
経済産業省によると動画や出版、ゲームなどのコンテンツの国内市場規模は2019年に約2.6兆円ある一方、国内のコンテンツ市場成長率は、世界全体と比べ鈍化傾向で、世界に占める日本市場の割合は2018年の8.25%から2023年には7.98%まで低下すると予想されている(経済産業省「コンテンツの世界市場・日本市場の概観」)。
このような環境のなか、ZHDグループはテクノロジーの力を用いてユーザーに新しいエンターテインメント体験を提供し、日本のエンターテインメント業界の活性化とアップデートをするとともに、国内最大級のエンターテインメントプラットフォームを目指していく考え。また、ZEを中心にグループのエンターテインメント事業に係る経営リソースを戦略的に集中することで、課金事業やグループの根幹領域である広告事業の基盤強化を図っていくという。