JIBUN HAUS.の自由に歩き回れる家づくりアプリ「BOXWORLD」 未来の疑似体験が可能に

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2021/05/29 05:00

 テクノロジーを駆使した新しい住宅購入の仕組みを通じて「自分らしい暮らし」を見つける体験をサポートするJIBUN HAUS.は、ゲーム感覚で家づくりを行い、暮らしを体験できるアプリ「BOXWORLD(ボックスワールド)」正式リリースした。

 今回同社は、高度なゲーム処理の技術を家づくりのスマホアプリに導入。同アプリはゲームで遊ぶように自分好みにカスタマイズした家を、スマホ画面上のスティックを使いながら自由に家を歩き回り、暮らしを体験できる。同アプリには、ゲーム開発エンジンUnityのレンダリング技術「URP」が活用されており、モバイル端末でも高品質なリアルタイムグラフィックを体験できるのが特徴となっている。

 同アプリで、利用者は家の外観やインテリア、照明や天候・時間帯を自由に変更することができ、空間や暮らしがどう変わるのかを体験することができる。自分好みに作った家は、保存や共有が可能。家族や大切な人とシェアし、意見をもらいながら家づくりを進めることで、自分だけではなく家族の理想の暮らしを見つけることができるという。

 BOXWORLDは、スマホでRPGゲームを遊ぶように、自分好みにカスタマイズした家の中を、自由に歩き回れる世界初の家づくりアプリ。Sand Box(公園の砂場で作ったお城)のように自由に家を作り変えられる点と、ゲームのOpen Worldのようにどこまでも自由に歩き、探検できる点をかけ合わせ、「BOXWORLD」と名付けられた。

 自分好みのインテリアや家具を置いた家を、スマホ画面上の左右のスティックを使って好きなだけ歩き回って、外を見て、昼から夜の時間の流れを体感しながら、自分らしい暮らしに想いをはせるといった、「新しい家づくりの体験」が可能。同アプリを操作することで、家具やインテリア、照明を自分好みに変えられるだけでなく、雨や夜の状態を再現し、従来の住宅検討では不可能だった未来の暮らしを疑似体験できる。

 照明や天候、時間帯を変えると部屋の明るさがどう変わるのか、家具を入れ替えた時に空間がどう変わるのかといったことを体感・シミュレーションできるだけでなく、入れ替えた家具の価格も把握することができる。

 また、シミュレーションで作った家は保存や共有が可能。その保存した家を家族に見せることで、本当に自分が求める家を家族や大切な人と一緒に作っていくことができる。

 今回は、2020年9月のパブリックベータ版リリースからアップデートし、正式版リリースとなった。

変更可能な家具やインテリアを可視化
変更可能な家具やインテリアを可視化
入れ替えた家具の見積金額がリアルタイムで確認可能
入れ替えた家具の見積金額がリアルタイムで確認可能
晴れ・夜・雨の日を選択可能
晴れ・夜・雨の日を選択可能

 また、今回のアプリ企画・開発では、Volca、D.C.T.、Gandworld、フリーエージェントの4社も参画。暮らしの専門家である同社のノウハウに、ソーシャルゲームやゲームアプリ、CGの開発など、各社の専門性が結集し実現した。

ゲーム開発エンジンUnityの「URP」の活用で、通信環境に依存しないスムーズな画像処理が可能に

 同アプリで実現する新しい家づくりの体験は、ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンが技術アドバイザリで入ることで可能に。

 今回活用されている技術は、ゲーム開発エンジンUnityが提供する「URP」(Universal Render Pipeline)という軽量かつ高品質なリアルタイムレンダリング技術。「URP」では、画像処理に必要なデータをユーザー端末に事前にインストールするため、ユーザー側の通信環境の良し悪しに依存することなく、家づくりの体験をスムーズに提供することができる。

 また、同アプリの発想と技術は家づくり以外にも応用が可能。結婚式場や葬儀場など、実際には訪れたり、イメージを喚起することが難しかったりする場所でのシミュレーションに応用することで、これまでつなげることが難しかった場所と体験つなげていくことができるようになるとのこと。