TISは、XR技術で創造した空間内でのコミュニケーションを実現するリモートコミュニケーションサービス群「XR Campus(エックスアールキャンパス)」シリーズのバーチャルツアーサービスである、「XR Campus-ツアー」のトライアルサービスを6月下旬から提供する。トライアルサービスの申し込みは、6月8日より開始し9月末まで利用可能とのこと。
同ツアーは360度カメラで撮影した現実空間の映像をベースに作成した空間にアバターで参加し、空間内を移動したり、参加者同士でコミュニケーションをとることが可能なバーチャルツアーサービス。
ユーザーが空間内にアバターとして表示されることで、より臨場感を感じることができ、参加者は自分の目線で空間内を見学し、自由に動き回ることができる。感染症対策や物理的な距離などのさまざまな理由により、現地に直接行くことができない状況下で活用できる。
参加者をアバターで表示することで「その場に存在する感覚」を得られるため、ユーザーにより臨場感ある体験を提供できる。また、ユーザーの顔を表示しない状態でも、アバターによって、ユーザーとホストは相互の存在を感じながらコミュニケーションすることが可能だという。
2022年4月(予定)の正式版の提供に向け、リアルタイム配信機能などの一部の機能を制限したトライアル版を提供する。
XR Campus-ツアー概要
XR Campus-ツアーは、バーチャル空間でツアー型イベントを実現する空間共有コミュニケーションサービス。360度動画をベースとした仮想空間上に、ユーザーとホストのアバターが表示されることにより、同じ場所にいる感覚を持ちながらインタラクティブにコミュニケーションすることができる。ユーザーは、ボイスチャットやテキストチャットでコミュニケーションしたり、リアクションボタンで感情を表現することが可能。また、アバターを操作して空間内を移動したり、視点を変えることもできる。
同サービスは、トライアルサービス実施後、2021年10月にβ版、2022年4月に製品版をリリース予定。また、現在並行して検討中の XR Campus イベントサービスについても、2021 年末にトライアルサービスのリリースを予定している。