電通デジタルは、Vanguard Industriesと共同で、生活密着型IoTを基点とした企業のサービスモデル変革を支援するIoTサービスクリエーション組織「IoL(Internet of Life)スタジオ」を設立した。
同スタジオは、生活者の日々の行動のなかに生じているペインポイントと気持ちの変容に寄り添い生活者とつながり続けるIoTソリューション創出を支援する組織。企業の新規事業開発において、深い顧客理解を基点とした事業構想からサービスデザイン、実用化に向けたアジャイル型のプロトタイピングまでの知見と実績を有する電通デジタルと、生活密着型IoT開発に高い専門性を持つVanguard Industries社のノウハウと知見を活かす。
同組織では、新規事業開発にあたり、まず、企業の経営課題・事業目標を基点に生活者へのインタビューやカスタマージャーニー分析を通して生活者の日常におけるペインポイントとその際の感情を洗い出し、解決するための最適な顧客体験設計、事業としてのサービスデザインを行う。さらには、実用化に向けてアジャイル型でプロトタイプを開発し、実証実験(PoC)で生活者の意見を取り入れてブラッシュアップした上でMVP(Minimum Viable Product:実用最小限の製品)のプロダクト構築を行うことで高い顧客体験価値を創出し、本番サービス開発、運用まで一気通貫で行う。
「Internet of Life」をコンセプトとしたソリューション提供により、企業は生活者のニーズを満たすとともに継続的な関係構築、さらには深い顧客理解を実現し、サービスモデル変革、ビジネス変革の加速につなげることができるとのこと。