カヤックアキバスタジオがデジタルアニメ事業部設立 元グラフィニカの伊藤暢啓氏を顧問に新規ツール開発へ

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2021/08/03 05:00

 カヤックアキバスタジオは、次世代のCGアニメを見据えてUnity/UnrealEngineの技術を用いたCGアニメーション映像の制作に特化したアニメ事業部を設立したことを発表した。これまでカヤックグループ全体で行ってきたVR、AR、ゲームなどの開発知見を活用し、独自の研究開発を行い新たな表現を生み出していくことをミッションとし活動していく。

AR、VR、ゲームの技術・ノウハウを活用したアニメ制作

 アニメ制作において、Unity/UnrealEngineは高速描画処理で高クオリティ、高品質なビジュアルを可能になるだけでなく、既存のアニメ制作にはない発見やクオリティ向上の幅を広げている。

 たとえば、VRを活用すればアニメの中に入り込み、より具体的なイメージで開発に携わる全メンバーと概念から共有し制作に取り掛かることが可能になるため、これまで制作過程で対応できなかったり気づかなかった部分を明確化し制作を進めることが可能となる。

 これまでカヤックグループでは、ゲーム開発やXRの企画・開発を行ってきた。これらのノウハウを活用し、デジタルアニメ事業部を設立しCGアニメーション映像の制作をしていくという。

 同社は同分野が成長の可能性があると判断し、元グラフィニカの代表取締役 伊藤暢啓氏を顧問に迎え、新しいアニメの可能性を模索しながら推進していくとのこと。

自社オリジナルツール研究開発への取り組み

 現在、アニメ制作の向上や発展を目的としてバーチャルカメラ技術「ジャンヌ・ダルク」を自社開発中で、バーチャル空間上で現実のようにカメラ撮影ができるだけでなく、バーチャル空間でしかできない撮影方法を研究・開発している。アニメ制作の現場に貢献できるツールを提供できるよう「ジャンヌ・ダルク」の開発に加え、新規ツールの開発を行っていく。

さまざまなバーチャルカメラでの収録
さまざまなバーチャルカメラでの収録
複数の形式でデータ保存
複数の形式でデータ保存