Curiosity(キュリオシティ)は、手軽に360度のボリュメトリックビデオ(立体映像)を撮影・共有できる「Rememory Studio(リメモリー スタジオ)」を運用開始した。同スタジオで撮影したコンテンツはRememoryのアプリやサービスで有料コンテンツとして配信することも可能だという。
同スタジオは同年6月にローンチした立体映像のプラットフォームアプリ「Rememory(リメモリー)」に連携しており、Rememoryプラットフォーム上でスマートフォンやヘッドマウントディスプレイで体験できるAR/VR/MRコンテンツとして配信・販売が可能となる。
システムには米Scatter社のDepthkit Studioを利用しており、大規模なスタジオに比べ非常にコンパクトかつスピーディーな設置が可能なため、イベントや小規模スタジオへの移動設置など、さまざまな場所への展開を視野に入れているとのこと。
Rememoryは誰もが手が届く場所で本格的なボリュメトリックビデオ(立体映像)の撮影・閲覧サービスを展開することで、誰もが自由に立体映像を作成し、共有するという新しいメディア体験を目指す。
撮影した立体映像からXR(AR・VR・MR・Web Viewer)コンテンツを作成
撮影した立体映像はRememoryのクロスプラットフォーム上で、XRで視聴可能となる。
また、撮影データからのXRコンテンツ作成(AR/VR/MR)についてはエフェクトやVR背景の制作などの詳細なヒアリングをもとに、Rememory運営で制作する。自身のオリジナルエフェクトや背景などの挿入も可能。
なお、スタジオで撮影した立体映像の視聴対応端末は、iPhone/iPad・Oculus Quest 2・HoloLens 2で、アプリ版の撮影コンテンツとは一部対応端末が異なる。
バーチャルカメラによるオートMusicVideoを作成
VR化したコンテンツはSNSなどの他社動画サービスでも利用できるよう、VR内をバーチャルカメラでオート撮影した2D動画を書き出す。
Rememoryのプラットフォーム上で収益化が可能
作成したコンテンツをクリエイターが自由に金額を決めて公開することができるマーケットページを用意。無料公開や非公開設定での共有も可能としており、視聴者は好きなクリエイターのコンテンツを選択して購入することができる。
音楽スタジオと連携し、高品質な音源収録も実現
より高い音質を求めるアーティストのために、東京と横浜にレコーディングスタジオを構えるMoonbow Musicと連携した収録も行っており、高音質なボリュメトリックコンテンツとして仕上げることができる。
Rememory Studioの仕様
- 名称:Rememory Studio(リメモリー スタジオ)
- 場所:東京都千代田区神田神保町(出張可能)
- 撮影可能範囲:2メートル×2メートル×2メートル
- トラック:2トラックまで合成可能
- 撮影可能秒数:300秒(超える場合は要相談)
- 音声:同時収録(別収録したものの上書きも可能)
- 物体の同時撮影:小物(ギター、サッカーボールetc)であれば同時撮影可能。大物(ドラムセットなど影になる部分が多いもの)は要相談。
- 撮影料金:通常撮影の場合、2021年10月末まで無料(※音声収録も希望の場合は要相談)