展示会を中心に商業施設やショールームなど幅広い集客空間の企画から設計、施工、運営をトータルにプロデュースするフジヤは、オンライン展示会のパッケージプラン「ネクシビ」の提供を開始した。
新型コロナウイルスの感染拡大が深刻化した2020年春から、大規模集客をともなう展示会やイベントのオンライン開催が増加してきた。一方、基本的に案件ごとのオーダーメイドでゼロからの制作で費用が大きくなることや、仕様によって条件が変化するため価格が不明確であることなど、企業がオンライン展示会の実施を躊躇する要因にもなっていた。
こういった状況を踏まえ、同社ではオンライン展示会のパッケージプラン「ネクシビ」を開発。同社が独自に構築したオンライン展示会の会場を一定期間利用でき、製品やサービスの動画や画像、情報パネルなどを発信できる。
利用者はすでにデザイン、設計されたオンライン展示会のフォーマットを活用することで、オーダーメイドによるオンライン展示会を構築するよりも製作費を大幅に抑えられるプランも選択できるようになった。
価格体系も明快に設定。表現手法と基本機能に応じて価格(本体・設定費)を定めた3種類のプランをラインナップした。
充実した基本機能と豊富なオプション機能
「ネクシビ STANDARD」と「ネクシビVS」の基本プランでは、数多くの実績をもとにオンライン展示会で必要とされる基本機能を盛り込んだ。
- 来場者ID登録システム
- データ分析
- 動画や画像、PDF、ウェブサイト などの展示データ掲載
利用者は、プランを選び、掲載するデータを提供するだけで、短期間で展示ブースを構築できる。
また、ウェビナー機能やDM配信、問い合わせ機能、チャットシステム、アンケート機能といったオプションプラン(別料金)も用意。出展社のニーズに応じて、ウェビナーの撮影やDM配信の代行までカスタムメイドでの対応が可能となっている。
「ネクシビ STANDARD」
- 「ネクシビ STANDARD」は2Dのコンピュータグラフィックで構築し、見やすく、わかりやすい展示空間を構成。
- インフォメーションと4つの展示コーナーで会場を構成。
- 展示コーナーのディスプレイは2種類のフォーマットから選ぶことができ、動画や画像、PDF、ウェブサイトなどの設置が可能。
- 展示会場のデザインは2パターンあり、カラーリングは6色のバリエーションがあるので全12パターンから選択可能。
「ネクシビVS(VIRTUAL SPACE)」
- 「ネクシビVS」は、立体感のある3Dコンピュータグラフィックスで展示会場を構築し、360度を見渡せるとともに、会場内を移動できるバーチャル空間(VIRTUAL SPACE)なので高い没入感の体感が可能。
- 展示ブースは最大で6つのブロックで構成でき、インフォメーションや展示コーナー、ウェビナーの機能を割り振ることが可能。
- 展示コーナーのディスプレイは3種類のフォーマットから選ぶことができ、動画や画像、PDF、ウェブサイトなどの設置が可能。
- 展示会場のデザインは2パターンあり、カラーリングは6色のバリエーションがあるので全12パターンから選択可能。