オトナルは、デジタル音声広告の戦略設計から音声CM制作、ラジオ局やポッドキャスターを含む100媒体以上のデジタル音声メディアへの広告配信、効果検証までをワンストップで提供する『Otonal Audio Ads』の提供を開始した。
デジタル音声広告は、インターネット広告の新たなメディアフォーマットとして世界的に注目を集めている広告手法のひとつ。インターネット上の音声広告である「デジタル音声広告」の市場規模は年々増加しており、新たな広告手法として日々進化を続けている。アドテクノロジーを活用した運用型広告である「プログラマティック音声広告」や、パーソナリティがポッドキャストなどのデジタル音声コンテンツ内で広告を読み上げることで高い広告効果を発揮する「ホストリード」など、マーケティングにおける音声広告活用の多様化が進んでいるという。
今回同社では、多様化するデジタル音声広告の活用をサポートし、戦略設計から音声CM制作、各種デジタル音声メディアへの広告配信、効果検証までをワンストップで提供する同ソリューションの提供を開始した。
『Otonal Audio Ads』は、デジタル音声広告の戦略設計から音声CMクリエイティブの制作・配信運用・効果検証までをワンストップで提供するデジタル音声広告出稿の統合ソリューション。過去のデジタル音声広告提案から蓄積されたデータと知見を活かし、広告主に最適なプランニングとクリエイティブ、テクノロジーのそれぞれを加味した複合提案を行う。
同ソリューションの特徴は、次のとおり。
ターゲットに刺さる音声広告の戦略提案と、ほか媒体との連携もふまえたメディアプランニング
データを活用したターゲティングや効果検証を行うことができるデジタル音声広告では、商材やブランドの顧客ターゲット層、伝えたいメッセージをふまえてメディアプランニングを行うことで、より効果的な広告の配信を行うことができる。
既存の媒体が用意する広告メニューで出稿するだけではなく、DSPによるオーディエンスデータを使った配信プランのカスタマイズや、外部ツールによるトラッキングの拡張を行うことでよりハイレベルな音声広告の配信が可能。
また、クリエイティブ面においても、声優やナレーターを起用した音声広告クリエイティブ配信による反響最大化を実現する音声CM制作に対応している。
さらには音声広告とデジタル動画広告やバナー広告などほかの広告フォーマットとの連携配信などを複合的に組み合わせることで、広告効果の最大化を実現する戦略設計とメディアプランを提案する。
ABテスト検証などを前提とした声優・ナレーターによる音声CMクリエイティブ制作
同社ではこれまで、デジタル音声広告&オーディオアドに特化した音声CM・音声クリエイティブ制作を行ってきた。その実績から蓄積されたナレッジをもとに、複数の声優事務所、ナレーターといった声のプロと連携して、キャンペーンに合わせた広告音源の企画・収録・制作を行う。
また、複数の音源バリエーションによりパフォーマンステストを行う「ABテスト」を前提とした音源制作により、複数の広告配信条件と組み合わせて配信する音声メッセージの性能比較を定量的に行うことも可能。
これにより企業のターゲットユーザーにマッチする音声メッセージや訴求ポイントなどの“効果の高い出稿パターン”を広告運用のなかで発見し、効果を改善していくことができるという。
クリエイティブの性能を定量的に可視化することで、次回の広告キャンペーンの改善につなげていくことが可能となる。
多様な音声広告ラインナップで顧客商材に合わせた広告配信を実施 メディア間の連携配信も可能
同ソリューションでは、多くのデジタル音声広告媒体のラインナップと、多様なプロモーション手法を取り揃える。
さまざまなターゲティングや効果検証に対応した 「プログラマティック(運用型)広告」だけでなく、キャンペーンの目的や設計によって媒体社の提供する「純広告」との使い分けによる最適な出稿を行う。
近年話題に上がっているポッドキャスター番組における広告配信や、ポッドキャストにおける広告では海外において主要な手法となっているホストリード広告(番組のパーソナリティが読み上げる広告手法)にも対応している。
広告主のKPIに合わせた効果計測に対応 デジタル音声広告の効果を可視化
広告主のKPIに合わせたデジタル音声広告の複数の効果計測に対応。広告効果を定量的に振り返り、次回施策展開に向けた改善点の可視化・提案をワンストップで実施することで、仮説を検証しながらPDCAを回す広告運用が可能。
プログラマティック(運用型)広告では、広告主が音声広告の配信状況をリアルタイムに確認することのできる広告ダッシュボードを提供する。