博報堂ら、3Dアバター技術を活用した試着サービスプロトタイプ「じぶんランウェイ」を開発

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2021/11/27 12:00

 博報堂と博報堂DYメディアパートナーズのXR領域のクリエイティブやソリューション開発を行うプロジェクト「hakuhodo-XR」は、VRCの高速3Dアバター生成技術および即時オートフィッティング型バーチャル試着技術を活用し、生活者のアバターがバーチャル空間で瞬時に同時複数試着体験が可能となる3Dアバター試着サービスプロトタイプ『じぶんランウェイ』を開発した。

 新型コロナウイルスの感染拡大によってリアル店舗への来店が難しくなるなか、代替案としてバーチャル空間の活用が急速に進んでいる。また店舗のオンライン/オフライン融合を背景に、テクノロジーを活用したサービスへのニーズが高まってきており、オンラインでの試着機能もそのひとつとして挙げられる。

 じぶんランウェイは、生活者が自身の3Dアバターを専用筐体で生成したのち、試着してみたいファッションコーディネートを選択すると、ランウェイ形式で複数の自分のスタイルフィッティングを360度見ることができ、後ろ姿や動いている姿を瞬時に確認・比較しながら検討することが可能なスマホアプリのサービスプロトタイプ。いくつもの試着をしてみたいなど、店舗での実試着をとまどうような場面でも、気軽にアプリを使用することで試着へのハードルが下がり、商品の検討~購入における時間短縮にもつながり、購入決定の最後の一押し、買物の納得感の醸成にも寄与する考え。

 バーチャル空間における実試着場面の再現を超えて、「何人ものじぶんのアバターが同時にランウェイを並んで歩く」という現実世界では不可能な、3D アバターだからこそ可能になるワクワクするような試着体験を提供することで、生活者にとって利便性を超えた「楽しい」という買物本来の価値を創造し、店舗と生活者の新しい関係性を生み出すことが可能となる。

 また、同サービスの導入企業にとっては、店舗のオンライン/オフライン融合(OMO)のブリッジとしての役割を果たすだけでなく、選択されたアイテムの人気動向を計測できるなどプレマーケティングとしての活用も想定している。生活者ニーズをとらえた生産量コントロールが可能となることで、衣服の生産から着用、廃棄に至るプロセスにおける環境負荷低減への貢献も視野に入れているとのこと。

 hakuhodo-XR は同サービスのプロトタイプを用いて、今後さまざまな商業施設・アパレルブランド・雑誌メディアなどとの協業を想定しながら、買物本来の「楽しい」という価値を創造する3Dアバター試着体験を世の中に実装し、リアルを超えたワクワクする買物体験の提供を目指し、さまざまな検証をしていく。同プロトタイプを活用して、協業パートナーと POC/POB の提供を2022年初頭開始予定だという。

 同サービスプロトタイプの特徴は、次のとおり。

  • さまざまなファッションコーディネートの中から好きなものを選んで、いくらでも試着できる。
  • アバターで、自分に似合うスタイルフィッティングをランウェイ形式で 360 度俯瞰して確認できる。
  • 一度に試着してみたい6つのファッションコーディネートを選んで、瞬時に比較できる。
  • お気に入りのコーディネートから、アイテムの詳細を確認できスムースに購入へと移行できる。
  • 店舗毎の試着が面倒に感じられるときや複数のアイテムを試着する時間がないときでも、試着へのハードルが下がり、時間短縮しながら客観的な視点で商品を検討でき、より納得感をもって購入できる。
  • じぶんランウェイでのウォーキング動画のシェア機能も今後拡充予定。