KDDIと渋谷未来デザイン、都市連動型メタバースの1日貸し切りパッケージをイベント主催者向けに提供開始

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2021/11/30 07:00

 KDDIと渋谷未来デザインは、実在都市の渋谷と連携した都市連動型メタバースをイベント会場として1日貸し切り利用可能な「バーチャル渋谷・1DAYイベントパッケージ」を提供開始する。

 同サービスは、インターネット上に構成される仮想空間でのイベント開催時に必要な演出・配信・出演者のオリジナルアバター作成をパッケージ化し、音楽ライブやスポーツ観戦などのイベント主催者向けにワンストップで提供する。

 昨今、ビジネスやコミュニケーションのデジタル化が進み、ライブ配信などを顧客とのコミュニケーションツールとして活用する企業が増えている。そのなかで、従来のライブ配信と比較し、より臨場感のあるコミュニケーションが可能な仮想空間「メタバース」への関心も高まってきている。

 2020年5月に渋谷区公認の配信プラットフォームとして開設した「バーチャル渋谷」では、これまで「バーチャル渋谷 au 5G ハロウィーンフェス」やサッカー日本代表戦のパブリックビューイング、総勢100組のアーティストによる音楽ライブなどのイベントを開催してきた。

 両社は同サービスにより、新たなイベント開催手段として都市連動型メタバースを提案していく。

 同サービスについての詳細は、次のとおり。

特徴

 「メタバース」での取り組みを検討されているイベント主催者が、音楽ライブやスポーツ観戦、自社商品・サービスのPR、ファンとのコミュニケーションなどのイベントを、より手軽に企画しやすくなるパッケージプラン。

 ファンの目の前にゲストのアバターを登場させるなど、通常のライブ配信とは異なる「メタバース」ならではの臨場感あるイベント演出が可能。

サービス内容

同サービスの基本パッケージ

バーチャル渋谷・1DAYイベントパッケージ
  • 会場 (3会場より選択)
  • 演出
  • スクリーン
  • 音響
  • 出演者アバター (1名)
  • 映像配信
  • イベントの外部同時配信(YouTube, Twitterなど)

会場

用途に合わせた3ステージを用意している。

ミュージックステージ

 空間や野外広告などのスペースにライブを盛り上げる演出効果を表示可能なステージ。ライブの様子を投影する複数のディスプレイが設置されている。

スポーツステージ

 パブリックビューイングなどに適したステージ。アバターを使って楽しめるアスレチックなどのミニゲームが設置されている。

ノーマルステージ

 渋谷の街をリアルに再現したスタンダードなステージ。スクランブル交差点エリアのほか、「MODI」前エリアへも往来が可能。

オプション

 渋谷の街全体をジャックする演出など、メタバースならではの空間演出をイベントの目的や用途・ゴールに合わせてカスタマイズできる。

  • オリジナルアバター…出演者(2人目以降)、参加者のアバター制作
  • 空間装飾…各会場ステージ/渋谷街中などのデザインのカスタマイズ制作
  • オリジナル3Dオブジェクト…イベント主催者のリクエストに基づく制作物
  • 物販ブース…イベント主催者の商品の設置、販売
  • 配信映像制作…音楽ライブなどの映像の制作 (会場手配、撮影、編集などを含む)